2010/02/15 ■ 電子ペーパー黒板 Boogie Board 実機レビュー(動画あり) Twitterでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク




数日前に注文した電子ペーパー黒板Boogie Boardが届きました!



「Say Goodbye to Paper!」というちょっと大仰なキャッチコピーの「電子せんせい」Boogie Boardですが、店頭でも実物を触れて試せるような箱でやってきました。あたらしい商品だけに良いパッケージだと思います。箱を開封する前に、蓋の部分を開けると指で描けるようになっているんですね。まず、この「指でも描ける」(特殊なペンが必要なわけではなく、感圧式)というのが従来の「せんせい」タイプのボードと異なる点でしょう。

箱を開けると、入っているのは「Boogie Board」本体、スタイラスペン、そしてBoogie Boardを拭くためのクロス。非常にシンプルです。そしてまず開封して驚くのはその薄さ!

実に薄くて軽い。携帯するのにも良さそうです。
少し触ってみると、これは「電子ペーパー」を利用する製品ではあるものの、描画のシステムはアナログな仕掛けだろうことに気がつきます。描画そのものにはピクセルという概念は無く、実に精細。そしてアナログなタッチがそのまま描画面に再現されます。

細かい字が書ける、というほどではありませんが、鉄粉と磁石を用いた「せんせい」よりも細かく描けます。これならちょっとしたメモにも使おうという気になるかんじです。あと、筆圧に応じて線の表情が変わるので、ちょっと独特な味のある描線になります。これはお絵かきする人ならかなり楽しいかも。そうそう、「書き味」がかなり気持ち良いのも特徴。このフィーリングは今までの、同等の製品(ホワイトボードなども含めて)には無い感覚です。
そして、描き込んだところで「erase」ボタンをポチっと押すと、e-Inkでおなじみの白黒フラッシュののち一瞬で元の真っ黒な画面に戻るので、ふたたび描きはじめられるというわけです。


あとは気になるであろう点について。
  • 電池について
    電池はボタン電池を内蔵していて、交換は不可です。ただし、先述のとおりどうやら描画には電源を使用せず、電源を要するのは消去時のみ。そして内蔵電池で5万回の消去が可能なため、実質製品寿命内に電池交換をすることは無いものと思われます。製品の箱にも「never needs replacing」の表示があります。
  • 描いたものの保存について
    これも、描画面そのものには全く電子的なものが介在していないので原理的に「保存」の仕組みがありません。すなおにデジカメで写真を撮るなりコピーするなりでなんとかするしかないと思います。基本はらくがき帳ですね。
  • 見栄えについて
    良くも悪くも値段なり。質感は高くはありません。描いたところのコントラストもそれほど高いわけではないですが、充分に可読ではあります。あと、子供に与えて激しく遊ばせたらさっそく表面にうっすら傷がついた(ありえない激しさでスタイラスペンを振り下ろしてました…)ので、ほんと日常利用の製品だと思ったほうがいいかも。まぁ$29.97ですから。
  • 指でも描ける?
    感圧式なので、爪を使えば普通に描けます。また、描画面に手を置いて描くとうっすらと掌の跡がつくのは仕方ないかも。
  • 買いかたは?送料は?どれくらいかかる?
    買いかたは前回エントリをごらんください。いまのところ通販は米国Amazonのみの扱いのようです。英語ですが、買う手順そのものは日本Amazonと全く同じなので、Amazonでのお買い物に慣れている人は迷う場面は無いと思います。(アカウントは日本のものと別に作る必要があります)
    1台だけの購入だと送料だけで4000円以上かかりますが、これは複数台まとめてもあまり変わらないので、注文がまとまればまとまるほどお得になります。買いたい場合はお友達などと共同購入をおすすめ。期間は、私の場合で2月5日注文、2月14日到着でした。
  • Amazonで売ってない…
    いまのところ、生産があまり追いついておらず入荷したらすぐに売り切れてしまうようです。Twitterで@Boogie_Boardをフォローしておくと、ときおり入荷情報がつぶやかれるのでそれをいつも確認しておいたりすると良いと思います。
  • で、結局のところ買い?
    これが$29.97…つまり、2700円くらいと考えると個人的には大アリです。買い。ただし、それに日本への送料が乗ってくるとちょっと割高感を感じます。あたらしもの好き、先端ガジェットをいちはやく見せびらかせる、というプレミアム込みならもちろんアリ。


ともかく普通におもしろいです。ふと気がつくとメモ帳になんだかよくわからないものをぐりぐり描いてたりするような人にはとくにオススメ。あと、子供のおもちゃとしても楽しいですよ。我が家の子供も大喜びでなんだかよくわからないものを描きまくってました。



【動画レビュー】


オーダーのしかたは「電子ペーパー黒板Boogie Boardを注文する!」「Boogie Board のオトクな買いかた」をごらんください。

※2010/08/10追記
無事国内正規販売が決まりました

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