もともと、「生放送用にビデオトランスミッタを買おう」という発想はつまり
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi9Hg24FgQmM35uuXwTeJM-bv5I_MtQXPNCscARaGl18zuM8KA5U_Pn_Sl-xpCKoGD-g267B-Dt2EzBBDi7XYCptR02yZEzGy-VWOZcKpbQetNY_oRtb8Nwe-e5eWXkCazCP8Q_8QqITuOn/s400/ir1.jpg)
配信用PCと、ビデオカメラを同時に持ち歩くのはたいへん!…という問題を解決しようというのが出発点です。
そこで、ビデオトランスミッタとして
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg9ajRWWZfriyNmu4gNB8Cn9HYxmn7vOiZoQnB62b-8-p13yxtHZBo941KL3pa2sSP0QMOWo4KP819GGKJdYSUF3vA4p5ytSoBzHUz-rDxawDPoHo4OcotNA5wR70_RVwnos7ORqy9gXgJA/s400/ir2.jpg)
DVDなどの動画・音声を、テレビに飛ばすための製品をゲットしました。それが今回購入したVW-5。DVDプレイヤーなど再生画像を無線で送信(黄色い矢印)し、テレビで受信して表示するための製品です。で、それだけだといちいちDVDプレイヤーを操作するのに送信機側まで行かなきゃいけないので、この製品には「受信機側で赤外線リモコンを操作すると、そのリモコン信号を送信機側に転送してくれる」機能がついています(赤い矢印)。
で、このビデオトランスミッタをさっそく生放送に使おうとすると…
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEikkYtUlJVQ4wkwSewV51A6-05SqomtYdFmQLQ3VoWwj2Tn8a8FqM0J8UhgxL6FAgvhQfqpYGODioPm17EbS6ywcOVDp7nK7HCCc0mSq-oovTtagoPDMXyA5p52e_9wRR3GehmPKk1u6sB3/s400/ir3.jpg)
…あれ?
そう、たしかにこれで映像の生配信はだいぶ手軽にできるようにはなるのですが、今度は配信PCからのフィードバックが得られません。ぶっちゃけ視聴者のコメントが読めないのです。これはつらい!
と、ここまで考えたところでさっきの仕組みを思い出します。そう、赤外線リモコン。
赤外線リモコンの信号に視聴者コメントの文章のっけてビデオトランスミッタに送りつければ、カメラ側までコメントをフィードバックできるんじゃね?
図にするとこう。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhXWWRTxxK_KSXBQAEuWzr-ChEyyoDU3yw5WL_94ca6tvqGxeIJ9JtAWSVzB0FzNaaElcm1neKMpOzP__laL7n-gtOzUCDwSL57CksaNzXrUjtH7mRg19SG5KV0SEw8ciJulu9AALEvzVkP/s400/ir4.jpg)
なんというか実に力技ですが、過去にちょうど使いまわせそうな赤外線リモコン制御プログラムを書いてたり、コメント用赤外線受信端末は「工作できる名刺」の完成基板がグラフィック液晶も搭載されていて(=漢字も表示できて)かつコンパクトで実に使いまわせそうだったりと、力技のわりにはちゃっちゃと実現できそうな下地が幸いにしてあるのです。
なら、さっさと作ってしまおう!
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiy4SbydyZSYzliA5rSq34-CzMeIAV4KoI5IiI6TAsfdfWeZX2O9DDakqbWhmD319RIcGsECCG2XBZI50yTZQAO9NZDyvbs7lzVwgAZbTSjKoYhjQwmGY_2PiD3CjZL0quJF18FHYwBQb4Q/s400/CA3C01600001.jpg)
バラックですが、赤外線リモコンのフォーマット(家電製品協会フォーマット)にのっとった上で自由なテキストデータを送る赤外線送受信機を作ってみました。
赤外線送信機から「テスト」「テキスト」などといった文章を赤外線リモコンのパターンに載せてビデオトランスミッタ受信機に送りつけてやり、ビデオトランスミッタ送信機からの赤外線を拾ってやると…
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhNf-4lTQ9RoB-Gt-KPY-jJL5VtLQxBaAnxAbelPDAm0GSqbycBJyFX4Pz27TGPDTmg3pb59oPvUNL7SyjyamAeSXoYKYzXRHuyqHCovwMZTDRQzaRmTu7WsM18MPzBrUtlwGDEOffIIrAG/s400/ir5.jpg)
キタ!
ちゃんと、ビデオトランスミッタ送信機(ビデオカメラをつなげるほう)からコメントが取得できました!
…と、さんざん引っ張っておいてなんですが、形になったのはここまでです。
結局のところ、このアイデアについては
- ビデオトランスミッタVW-5が転送できるリモコンコードは一度にせいぜい半角14文字分くらい(普通のリモコンはこんなに巨大なコードを吐かないのでしかたない)
- その14文字分の送信にも結構時間がかかる(0.5秒くらい?)
- なにより、成功率がそれほど高くない(特に長いデータを送ろうとすると高頻度で化ける)
と、大量の視聴者コメントを流し込むにはちょっと厳しそうということがわかりました。ので、ここまでで作業打ち止めです。いや、まぁ、それを確かめるための試作だったので悔しくはないんですが。ええ、悔しくないですよ。悔しくなんかないんだったら!
つまり、こんなことをグダグダとやってはみたものの、結論としては
「iPhoneでも使って別にログインし、コメント表示することを考えたほうが確実で快適」
というわけですね(UstならなおさらiPhoneでTwitter表示すれば終わり)。ちゃんちゃん。
メモ(2月12日のツイートから):ワイヤレスビデオ伝送システムVW-5のバッテリー化を見据えて消費電流をはかってみた。送信機 12V 580mA~600mAくらい。接続しながら電圧を下げていったら、6.3Vで接続断。9Vでも起動確認、9V時の消費電流は750mA~760mA。
posted at 16:56:02リチウムイオン的に便利な7.2Vでも起動したけど、6.3Vで切れちゃったのでマージン考えるとどうかなー。>VW-5
posted at 17:01:09
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