みなさん最後に凧あげしたのはいつでしょうか?
スポーツカイトをちゃんと遊ぼう、という人でもないかぎり、あんまり大人になると凧あげってしなくなりますよね。でも、意外とシンプルにオモシロイんですよ、凧あげって。やはり空に何かが飛ぶってのは、こう、グっとくるものがあります。
とはいえなかなか凧をあげる機会なんてないのが現実。それはなぜかなあ、と考えてみたのですが
- 都会では凧をあげられるような場所が無い(ように思える)
- 凧をあげられるような風が吹いていることが少ない
- そういった場所にわざわざ「凧をあげるためにでかける」ほどのモチベーションが無い
- 凧なんて持ってない
理由としてはこんな感じでしょうか。まぁ、それ以前にそもそも「凧をあげよう!」という発想に至らないというのが一番大きいとは思いますが。
実は、折り畳んでポケットにしまうことができる凧があります。その名も「アースカイト」。ここ数カ月、地味にこの凧にハマっていてたいていいつでも持ち歩いています。そして持ち歩いて再発見する「凧あげ」のシンプルな楽しさ。
私が思うに、「大人になると凧あげをしなくなる」というのは、凧あげに至るまでのハードルが結構高いからなんですよ。そもそも凧って構造上「骨」があるので本来あまり小さくはなりません。凧を持って歩くというのはそれなりの覚悟(コスト)が要る行為なんです。なので、
風が強い→「よし!これから凧あげするぞ!」という決心を持って、凧を持って、凧あげする会場(広場など)へ向かう→凧あげが楽しめる!
という流れになります。そりゃもう必然的に。
それが、「常にポケットに凧が入っている」と
む、風が強いな→よし、凧あげるぞ!
実にシンプル。いつでもどこでもすぐに凧があげられる。グレイト!
アースカイトは、本来構造上必要な凧の「骨」を、うまい工夫で解消していて非常にコンパクトにたためるようになっています。上の写真にあるプラスチックケースに、凧本体、糸、リールすべてが収まってます。ケースから取り出して広げれば本当にすぐに飛ばせるんです。
そして、いま都心は部分的に電線の地中化などが進んでいて、ふと見上げてみると思いのほか空が広かったりするのです。
ビル風だと風が巻いていて結構凧が暴れたりしますが、それもまた一興。サッと取り出してサッと飛ばして、サッと片付ける「新時代の凧あげ」。私はこれを持ち歩くようになってから、都心の空の広さや、意外な風の強弱を肌で感じるようになりました。まさに都会の中の自然。アースカイト、「アース」の名は伊達じゃありません。