2010/02/09 ■ Google Chrome 5に統合された翻訳機能がうっとうしい件 Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク


高速快適なGoogle Chromeブラウザですが、現在Dev版として開発が進んでいるChrome 5で、Google翻訳(Google Translate)がブラウザに統合されたようです。
Chromeは安定版もDev版もガンガン勝手に最新版に(知らない間に)ブラウザがアップデートされていくのですが、Dev版をインストールしている人はここ数日で翻訳機能搭載版(5.0.317.2 dev)へのアップデートがあったようです。ある日いきなりこの翻訳機能が表示されてビックリした人も多いんでないでしょうか。少なくとも、私はそうです。

「Google翻訳(Google Translate)」とは具体的にどういうものかというと、自国語以外のWebページを表示すると自動的に

このようなポップアップが表示され、翻訳するかどうかを尋ねてくる、というものです。
一見便利…のようですが、普通にWebを見ていても英語のページが出てくるたびにこのポップアップが出てくるのです。なんというか、控えめに言ってもうっとうしいことこの上ない。しかし、設定画面やオプション表示などをチェックしてみても、この翻訳統合機能をオフにする設定がどこにも見つからない。あれー?

※2010年3月18日追記:現在はこの問題は解決され、オプション→高度な設定から一括で機能をオフできるようになりました。

翻訳機能の設定を扱う部分のソースを読んでみても、どうやら「個別のサイト別設定」や「言語別設定」はあるものの「翻訳機能そのもののON/OFF」は実装すらされていないようです。
さすがに近いうちに…少なくとも、Dev版からBetaへ降りてくるまでにはON/OFFの設定も含めてもうちょっとブラッシュアップされるとは思うのですが、当面Dev版を使い続けるつもりなら、まずは手元の問題をなんとかしたいところ。


というわけで、
Google Chrome 22 プロセス目(2chソフトウェア板)
Chrome5に搭載された翻訳機能をオフにする方法(二十歳街道まっしぐら)
wtf Chrome? wtf?(本の虫)

あたりを参考に、以下の手順で無効化することにします。

【1】Google Chromeを全ウインドウ閉じる
1つでもウインドウが開いていると、Chrome終了時にPreferenceが書き戻されてしまいます。Chromeは全プロセス落としてください。

【2】Preferenceファイル(設定ファイル)をメモ帳などのテキストエディタで開く
場所は
C:\Documents and Settings\(ユーザ名)\Local Settings\Application Data\Google\Chrome\User Data\Default\Preferences

C:¥Users¥(ユーザ名)¥AppData¥Local¥Google¥Chrome¥User Data¥Default
にあります。


【3】無効化する行を1行加え、保存する
"translate_language_blacklist": [ "en", "de", "zh-TW", "it", "af", "sq", "ar", "be", "bg", "ca", "zh-CN", "hr", "cs", "da", "nl", "et", "tl", "fi", "fr", "gl", "el", "he", "hi", "hu", "is", "ja", "ko", "lv", "lt", "mk", "ms", "mt", "no", "fa", "pl", "pt", "ro", "ru", "sr", "sk", "sl", "es", "sw", "sv", "th", "tr", "uk", "vi", "cy", "yi" ],

上記の行を設定ファイルに追加し保存します。

【4】Google Chromeを起動しなおす

以上で終了です。同様のことを実行される際は、「Google Chromeを全窓終了してから作業する」ことだけは忘れないでくださいね。(おそらく「二十歳街道まっしぐら」さんが「私の環境では復活できなかったです」とあったのもChromeのプロセスが生きているまま書き換えられたからだと思います)