2010/04/28 ■ GoogleマップではGPSが無くても現在地が表示できる
Googleマップでは最新のFireFoxやGoogle Chromeといったブラウザを使うことで、GPSが無くてもPCの現在位置を表示する機能があります。これが都市部では特に結構精度が高かったりするので覚えておくとちょっとした時に便利かもしれません。
おなじみGoogleマップを対応ブラウザで開くと、ストリートビューアイコンの上に丸印が表示されます。これが現在地表示ボタン。
これをポチっとクリックすると、初回のみ「位置情報を送信して良いか」どうかを聞かれるので、「許可」をクリックします。この設定は、Google Chromeならオプション→高度な設定→プライバシー・コンテンツの設定→場所、から変更が可能です。位置情報は結構重要な個人情報なので、許可するのは最低限にしておきましょう。
するとあら不思議。
GPSなどついていないPCなのに、瞬時に現在地が表示されます。
これは、無線LANが使える状態であれば無線LANを使った位置計測(PlaceEngineなどが有名)、使えなければIPアドレスを元にした地域情報の推測を行うみたいです。都市部であれば無線LANのアクセスポイントは山ほどありますので、驚くほど正確な位置情報が拾えたりします。
無線LANを使った位置計測は、周囲に存在する既設の無線LANアクセスポイント群の電波強度を調べて位置を推測する方式です。なので無線LANがたくさん設定されているような都市部であればかなりの精度を期待できます。本稿を書くにあたって実際に計測した地点(本記事冒頭の写真)と、Googleマップで「現在地」として表示された場所からのストリートビュー表示(上記写真)とを見比べてみれば、精度はかなりのものなのが理解いただけるかと思います。
携帯電話でナビゲーションが可能な今、PCで位置情報拾えても使いどころが難しいっちゃ難しいですが、こんなこともできるということは覚えておいて損はないんじゃないでしょうか。
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