2010/04/26 ■ ポラロイド・フィルムレコーダー HR-6000 Twitterでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

“3Dデジカメ”ことFinePix REAL 3D W1で撮った写真をアナログ3Dに出力して堪能するにはどうするのがいちばん使い勝手がいいのだろう、ということをつらつら考えているうちに、ふと気がついたらポラロイド・フィルムレコーダーとかいうものを買ってしまいました…。

これ、どういうモノかといいますと「デジタルな画像データをフィルムに焼き付ける機械」です。仕組みはシンプルで、超高精細のディスプレイとカメラのセット。カメラ(写真手前の黒い出っ張り部分)にフィルムを装填してデータを送りつけると、内部のディスプレイに画像を表示して自動的にシャッターが切れる(ディスプレイの写真を撮る)というシカケ。
あとは撮影したフィルムを現像に出せばデジタルデータをフィルムのカタチに変換完了、というわけです。

ビューマスターのオリジナルリールを作ろうとすると、どうしてもリバーサルフィルムに焼き付けられた3D画像が必要になってきます。これ、専門の出力センターでならだいたい1枚1000円くらいで可能なのですが、ご家庭ではなかなか難しい。この「フィルムレコーダー」ってヤツはご家庭に置くようなものではないのです。いま私の目の前にあるHR-6000だって、定価837,900円!

しかしもう「現像するフィルム」そのものが絶滅危惧種。放送がハイビジョンに移行するにつれ標準解像度(SD)の機材が格安で流通を始めたように、フィルムレコーダーという機械も気がついたら屑値になっていました。いやあ、出力センターで1枚1000円かあ…どうしようかなあ…とか思っていた矢先にフィルムレコーダーHR-6000ジャンク扱い3000円即決とか言われたらついポチっとしてしまいますよ!

で、届いてからハタと気がつくいろいろな現実。うわあインタフェースはSCSIか!USB-SCSI変換だけで6000円!SCSIターミネータも必要か!(実家のどこかに転がってそうなんだが!)コネクタ変換も要るのか!…と本末転倒な状況まっさいちゅう。
トドメが「Windows用のドライバは有償なのでダウンロード不可、10万円」という現実だったりするわけですが。さあてどうしたものやら。

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