Twitterで「ウェブページの妙な恐怖感」というものが話題になりました。
具体的には次のまとめを読んでいただきたいのですが、
pukiwiki、はてなトップページの妙な恐怖感デザインによってはWebの情報を「怖い」と感じることがある、という話。ニュアンスを正確に把握・伝えるのが難しいのですが、私は「雑多な情報を重み付けせず一気に提示されることによる圧迫感・不安感」のようなものだと解釈しました。
http://togetter.com/li/8513
えーと…「怖い」ってそれ、ひょっとするとMobileHackerz(本サイト)のトップページのことそのものじゃないでしょうか…?
「なんとかしなきゃいかんなあ」という漠然とした自覚はずっと前からありましたが、あらためてこう(直接でないにしろ)指摘されるとドキっとするものがあります。というわけで、さっそくレイアウトを少しいじってみることにしました。
もともと…というより、昔も今もMobileHackerzというサイトはかなりマニアックなテーマを、自分が好きなようにまとめた活動記録です。なのでコンテンツの内容は雑多で発散しているし、説明文もいろいろと長くそしてマニアック。そう、当初からあんまり「一般の読者」を想定した内容ではなかったんですね。大ヒットした「携帯動画変換君」なんてのは例外中の例外、むしろなんであれがウケたのかいまだに本人にもよくわかっていなかったりします。「動画の携帯」とか需要マニアックすぎだろう!
サイト自身がそんな出自なので、わかりやすくするにも限度があるのですがせめてトップページくらいは「恐怖」とまでは言われないくらいにしてみたいなと調整してみることにします。
Before
After
Before(元のレイアウト)の問題点は、ざっと自己分析すると
- 最初に目に入る画面から既に情報量が多すぎる
- 情報に重み付けがあまりされておらず、重要な情報とそうでない情報の区別がつきにくい
- つまり、並列に大量の情報が並びすぎていて目線が泳いでしまう
これでも2008年4月に移転・リニューアルした時に結構悩みながらトップページの情報は取捨選択したつもりだったのですが、やはりあらためて見るとごっちゃりしています。自分で見てもこれを「読もう」とは思えない。
繰り返しになりますが、こうなってしまう理由は「サイトを長く続けているのでコンテンツが貯まりすぎ、内容が発散して分量が無駄にある」から。内容が発散しているのでジャンルごとにわけにくく、一覧にするだけでも読みにくい分量になってしまうのです。いつかこのあたりはざっくりと整理する必要があるかもなあと思います。
で、ひとまず以下のように修正してみることにしました。
- 更新情報の表示行数を減らして下へ追いやった
- 更新があったらすぐわかるように先頭に置いてあったのだが、そもそもblogと違いメインサイト側はあんまり更新しないので「更新情報」は正直もうどうでもいいかもしれない
- 「メインコンテンツ」として絞ったコンテンツを提示していたものを「おすすめ」と言い換えた
- 「おすすめ」の各項にサムネイル画像を加えた
- 小見出し(枠無し緑背景の見出し)の背景色を若干濃くして目立たせるようにし、その一方若干細身にし「大見出し」「小見出し」の関係が明確にわかるようにした
- サイドバーのメニューを「ショートカット」「広告」「雑多なメニュー」の順にし、雑多なメニューが最初の視界に入らないようにした(これは数日前の修正ですが)
基本は「情報の重み付けをはっきりする」「並列な重要度の情報を一度に提示しない」ということかなあと思うのですが、冒頭の議論でいう「怖い」「怖くない」の境目がその解釈でいいのかもまだよくわかっていません。
トップページから飛んだひとつ先のページ群は相変わらず「怖い」とは思うのですが、これは当面はしょうがないかなあと思います。新規にコンテンツを足す時にちょっと気にしてレイアウトしていくしかないですかねぇ。