この屋上遊園地からは、現在建設中の東京スカイツリーが実によく見えていました。あたらしく生まれてくるシンボル・東京スカイツリー。そしてその足元で今まさに消えゆこうとしている屋上遊園地。実に対照的な光景としかいいようがありません。
営業最終日である5月31日は、その歴史もあいまって幅広い世代…親子だけではなく、その上の世代までが大勢集まって名残を惜しんでいました。それに加えて報道陣だけでなくみなカメラを構えてあらゆる風景を記録しつづけていたのが印象的でした。
体験を体験として残す、というのは以前から私が気にしているテーマではあります。「松屋浅草の屋上遊園地」という体験は、そのままでは残せなくともこうして記録され、語られていくのでしょう。
実のところ私自身もっともこういう「体験」として記憶に残っているのは御殿場ファミリーランド(1999年閉園)だったのですが、閉園時に行かなかったことをいまだに後悔しています。
みなさんは、残したい「体験」、ありますか?
(以下平行法)
