2010/05/14 ■ ソニーの新ミラーレス一眼カメラ「NEX-3/NEX-5」を見てきました Twitterでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク


ソニーが発表した新“ミラーレス”一眼カメラ『NEX-3/NEX-5』の先行展示が銀座のソニービルであるというので見に行きました。しかし、こういう時に本当に(自宅から近いので)便利だったのにお台場メディアージュのソニーショールームが撤退してしまったのが実に悔やまれます。



せっかくなので、大きさが近そうなカメラを持参して並べてきました。中央がNEX-5+16mmF2.8パンケーキレンズ、左がSIGMA DP1、右がFUJIFILM FinePix REAL 3D W1です。

実際に手に持ったり持ち歩いたりする時の大きさのイメージとしては、NEX-3/5+16mmパンケーキレンズの組み合わせはSIGMA DP1とほぼ同じかなあという印象です。まさしくコンパクトデジカメ(の、ちょっと大きいもの)サイズですね。
しかしこうやって見ると、やっぱりFinePix REAL 3D W1はデカい!3D撮影用にセンサ・レンズなどがすべて2セット載っているとはいえ、APS-Cサイズセンサのカメラよりもデカいってのはどういうことだ!(笑)

まだ発売前のβバージョンということもあり、実撮影したデータを持ち帰ったりすることはできませんでした。なので詳細な画質レビューなどはできませんが、他サイトなどにあがっている実撮影データを見る限りでは、「高感度撮影などセンサの性能は優秀」「ただしキットレンズは周辺解像度に難有り」というところみたいです。ただ、発売までの間にはレンズの収差補正などがさらに調整されてくるらしいので、最終的に撮って出しの状態の写真を評価するのはもう少し先まで待ったほうが良さそうです。(ソニーのオフィシャルサイトに実写サンプルがまだ無いのはそういう理由なのかな?)


NEX-3/NEX-5の質感やデザインは悪くない、というより好みでした。レンズが極端に強調された特異なデザインは非常に歪に見えますが、実際に手にしてみるとこれが意外としっくりきます。しかし標準ズームレンズをつけるとなかなかの大きさに…。持ってみるとそれほど違和感は無いんですけどねえ。

本当に「触った感想」というレベルになってしまいますが、操作感・メニュー構成なども悪くないと感じました。ボタン一発・ダイヤル一発であらゆる設定が可能…というわけではないのですが、露出補正ともう一種類ワンプッシュで調整可能な設定項目を選べる(露出補正…下を押してからダイヤル調整、その他…中央を押してからダイヤル調整)ような仕組みになっているので、実際の撮影ではそれほど困らなそうです。


いやー、なんというか煮え切らない感じのレビュー…というより感想になってしまいましたが、個人的にはかなりツボに来ています。当初E-P1が発表された時も「おおっ!?」と思ったのですが、E-P1は実際に手にしてみると「あれ、意外とでかい…?」という印象でした。NEXはそこからさらにもう一回り小さいので、本当にコンパクトデジカメの感覚で持てるサイズになっています。
ただ、その大きさにまとめるために当然犠牲になっている部分も多いので、真の実力は実際に発売されてみないと見えてこないところがあると思います。どちらにせよ、実に発売が楽しみなカメラであることには違いありません。


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