2009/03/08 ■ UP×DRAGONBALL EVOLUTION Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク



UP×DRAGONBALL EVOLUTION
というイベントに来ています!
ニコンのスカウターメディアプレイヤー、MEDIA PORT UP UP300/UP300xを使った体験型イベントですね。メインのイベントが参加資格:UPオーナー、というひっじょーにハードルの高いイベントですw(※持っていない人も参加可能なゲームもあります)

これから秋葉原の街中を、UPつけて歩きまわされるわけですが
オレンジ色のジャンパー着ていますので、見かけたら声かけてください(笑)

2009/03/01 ■ 立体(3D)ウェブカメラ minoru 3D Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

本業のほうで「2月末納品」な仕事に追われ、あっという間に2月が終わってしまいました…。
もう3月かよ!みたいな。
10年前ならともかく、この年になると会社泊まりこみとか徹夜で作業とか体がついていきませんね…(><)

というわけで、その修羅場の間に買ったものをご紹介。オンラインで買えるって怖い!

爆安英ポンドフィーバー状態はあいにく終わってしまいましたが、イギリスに発注していた荷物が到着。
firebox.comというお店からです。
オンラインでオーダーした30分後には出荷ステータスになっててびびりましたが、
その後9時間で無事ヨーロッパを出発…したのはいいものの、結局到着までは4日ほどかかりました。いや、むちゃくちゃはやいとは思いますが。


中身はこれ。
minoru 3D、“世界初”を標榜する「3Dウェブカメラ」。
なにげにいま私の中でのマイブームは「立体写真・立体動画」です(笑)マイブームが来ていてもなかなか実践する暇がなかったりするのが難ですが。

minoru 3Dのハードウェアはわりと単純で、内部のHUBを介して普通のウェブカメラが2つ繋がってるだけですねこれ。USBにぶすっと刺すと、ふつうにWebカメラデバイスが2個出てきます ^^;
で、添付のドライバで2つのカメラ入力をまとめて立体画像に仕上げるというわけ。(仕上がった立体画像は、やはりWindowsからは普通にカメラとして見えるようにドライバが作られているので、たとえばニコニコ生放送のようなものにも使えます)

ちょっと撮ってみると、なかなかこれがおもしろい。
当然といえば当然なんだけど、普通に立体に見えるんですねー。



赤青メガネ(アナグリフ、といいます)が5個ほど添付されているので、赤青メガネでの立体視が標準ではあるんですが、最新のドライバを入れれば右目用・左目用の画像を左右に並べることもできます。つまり平行法か交差法の画像ですね。




上から平行法・交差法。

ウェブカメラなので当然こういうスナップショット(静止画)だけでなく動画も撮れます。が、2台のカメラからキャプチャしてソフトで重ね合わせ、その上で圧縮して録画…となると、それなりにフレームレートを確保しようと思うとかなりのCPUパワーが要ります。
それと、屋外で使おうと思うといろいろ難しい(室内専用としてチューニングされているようで、晴天屋外だと絞りが追随できず真っ白になってしまう)ので、あくまでもお遊びという感じですね。

赤青メガネ版で録画すればそのまま赤青メガネで立体視できる動画になりますが、後でいろいろ遊ぶのであれば、平行法の状態で記録しておくといいみたいです。
その状態(平行法状態:横に左目画像右目画像が並んだ状態の動画ファイル)にしておけば、後でStereoscopic Playerで赤青メガネ用に変換しつつ再生とかau H001用の3D動画ファイルに変換するとかいろいろつぶしが効きます。(そういう話は「PCで立体視してみるぶろぐ」が非常に詳しいです)

それと、平行法状態のファイルを普通にPSPで再生するように変換すると、これを使うことで普通に立体に見えます。
ずいぶん前にしまいこんでたのをなんとか発掘しました(笑)


ちなみにこのminoru 3D、公式サイトでは89.00USDまたは49.95英ポンドまたは79.95ユーロとなっていますが、それぞれ日本円に換算すると英ポンド建てが一番安いですね。
そして販売サイトも全部見て回りましたが、上で紹介したfirebox.com(英ポンド建て)が唯一日本への発送を受け付けていました。私が購入した(2/16)時で、minoru 3Dを2台+送料(39.00英ポンド)も含めて18386円(カード請求額)。1台あたり9193円でした。ちょっと送料が痛かった。

2009/01/20 ■ 「工作できる」名刺をつくりました Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

MobileHackerzという名でサイトを立ち上げたのが2003年6月。
それ以後ずっとあまり表には出ずぷちぷちと好き勝手なことばかり引きこもってやってまいりましたが、昨年あたりから少しずつ取材を受けたり「ブロガーミーティング」のようなものに(MobileHackerzの中の人として)顔を出したりする機会が増えてきました。

となると、必要になってくるのが「名刺」

いや、ほんと、これまであまり必要だと思ったことがなかったんですよ。なのでこれといった決まった名刺があったわけでもなく、ミーティングに参加する前日にあわてて名刺用紙を買ってきててきとうにプリンタで印刷して持っていったりしていたんです。

でも、別にデザインセンスがあるわけでもなし、毎回あわててデザインしてあわてて印刷するので毎度毎度あまりにも凡庸な名刺になってしまう。これはさすがにもうちょっとなんとかしたいなと。

というわけで、2009年はもう少し対外活動をがんばろう(笑)という決意を込め、やっつけではなく、ちゃんと長く使える名刺を考えることにしました。



で。

「MobileHackerzの名刺」として2009年早々完成したのがこちらです。



そう、ずばり!プリント基板で作ってみました!


以前「KETACLOCK - 桁ごとに独立した時計」の基板を発注した時に(ああ…これもペンディングのまま年を越してしまった…)PCBCartは数がまとまると恐ろしく安い」ということを学習しまして、いつかこれで名刺を作ってやろうとはずっとたくらんでいたんですよ。オンライン見積もりしてみても、100枚とか作っても小遣いでぎりぎりなんとかなる額に収まる、というのが本当にすごい。

「基板 名刺」でぐぐるとこんな実例も出てきますが(ほかに以前どこかのサイトのデザイン名刺特集でもう一例ほど見かけた記憶があります…ってたぶんこれですね)、もっと「普通の名刺」のフォーマットを守って作ってみたかったんですね。一見普通の名刺だけど、実は基板です、みたいな。

そういうネタというか構想はずいぶん前からあったんだけれども、「名刺を基板で作るのはいいけど、じゃあ、何の基板にするの?」というところでずっと引っかかってました。いろいろやりたいことはあるけれども、名刺として配る基板で実際に(基板として)使ってもらうハードル上げてもしょうがないし。つまり、せっかくなら誰でも工作できるような基板にしたい。

で、結局いろいろ妥協するところは妥協して(主に部品代が高騰してしまうのを妥協)、秋月のH8/3664Fボードをベースにした携帯ゲーム機(?)が作れる基板、ということにしました。

組み上げるとこんな感じになります。


そしてもちろん、名刺サイズですので名刺用のプラスチックケースにそのままスコっと入ります。

可能なところはできるだけ「普通の名刺」らしく、ということで、基板の厚さも通常(1.6mm)よりも薄い0.8mm厚(これ以上薄い基板はコスト面で断念)。部品の配置も、作りやすさよりも名前の表記スペース確保が優先(とはいえ先述のとおり「誰でも工作できる」は極力維持)、住所や電話番号の表示のところにビアがたくさん入ってしまったので、配線をわざわざ移動して、ビアをすべて単語と単語の間のスペースの部分に入れるなど、微妙に明後日の方向の工夫が盛り込まれています(笑)

まぁ、出来上がってみればもう完全に自己満足以外のなにものでもないんですが(用としては紙に印刷したでっちあげの名刺で全く問題ないわけですし)、これはこれで面白い…でしょ?


今回かかったコスト(100枚分)
  • 発注先:PCBCart
  • サイズ:91mm×55mm。日本の名刺サイズ
  • レジスト色:黒、基板厚:0.8mm、シルク色:黄色、両面スルーホール+両面シルク印刷
  • 基板単価(100枚) $1.58+初期設定コスト $65.11+送料 $23.91
  • 総計 $246.86、カード請求額は日本円で23461円
  • 2009年1月8日発注→1月16日発送→1月19日着
  • PCBCartへはLead Time in 15 daysで注文しています。ここは指定のLead Timeよりいつも早めに完了しますが今回は特別早かった。一方、発送から着荷まで3日かかっているのは土日を挟んでいるからで、これは普段は翌日着(!)です。
  • 次からの増産は初期設定コストは不要、基板価格+送料のみ。(例:200枚追加で基板+送料$304.88)
あらためて計算するとPaypalの為替レートたっかいなー!(><)
あと、こういう「見た目が大事」な基板をPCBCartに発注する際は「ULマークを入れないでくれ」と発注時に特記しておくと、シルクに余分な表記(UL 94V-0)を足されずに済みます。
そういえば、Make: blogで紹介されている名刺基板にも「UL 94V-0」の表記が… ^^;

ちなみに、基板の「機能」の面を気にしなければこんな製品もあるようです。

2009/01/09 ■ エネループ携帯用ケース Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク


UP300xをバリバリ使っていると、スペアのエネループ単三を持ち歩く必要が出てきます。しかしこれが微妙に納まりが悪いというか、単三電池ってなかなかしっくりとポケットに収まってくれません。
というわけで、単三電池携帯用のケースを探したのですが、なんだかそこらへんの店にはあまり売ってないみたいですね。最初はダイソーにでも行けば買えるだろくらいに思っていたのですが、電池ストック用(据え置き用)の電池ケースはあっても、携帯用は扱ってないみたいです。

そういえば、もう何年も前に何かの電池のおまけについてた単三用プラスチックケースをずいぶん重宝に使ってたなぁ…とか思い出しながら、近所のお店をめぐってみましたが全滅。結局ようやくヨドバシカメラで写真のケースを発見、買ってきました。キング・ジョイントバッテリーケースですね。

これ、本当に探し回ってようやく見つけたので、もし手っ取り早く電池ケースが欲しい、ということであればサンワサプライのケースをAmazonで買うのがいちばん楽かもしれません。本当に、意外と売ってないんです…。
(Amazonプライムに入ってAmazon税払ってるとこういうのも気軽に送料無料で買えるんですけどね。って、本当にさんざん探し回ったのでAmazonで見つけてしまった!と思いました(笑))





ジョイントバッテリーケースのほうには「FULL」「EMPTY」のシールが付属していて、パッケージによると「(ケースの)色により乾電池の未使用・使用済みを区分する事ができます」とのことですが、このシールは「満充電用ケース」「使用済電池用ケース」としてケースごとに区分するのではなく、上の写真のように、片方に寄せて「FULL」を表示しておいて

と、電池の向きで満充電と使用済とを区別したほうがずっと使いやすいです。
仕切りがついていて、ケース内で電池が動いたりしない専用ケースならではのTipsという感じですが。

このTips、どこで聞いたんだっけなぁ…と思ったら
電池おまけのケースやらなにやらの話も全部ひっくるめてスタパ氏の2001年の記事で触れられてました(笑)
ああ、そういえば、電池ばりばり使ってたのってこの頃だったかも。

2008/12/25 ■ TMPGEnc MovieStyle Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

こんなツールを先日公開した身で言うのもなんですが、TMPGEnc MovieStyleの存在にいまさらながら気がつきました(><)
字幕つきのDVDから一発でWMVに変換する方法を探して海外のシェアウェアやらフリーウェアに細工したりやらいろいろ試行錯誤していましたが、まさしく灯台下暗し。まさかこんな身近なところにそのものずばりの(しかも安定した)製品があるとは思っていませんでした。DVDから変換できるだろうことは想像できても、音声ストリームの選択や字幕にまで対応していたとは…(※CSSにはもちろん対応していないので、事前にripするかAnyDVDを使用する必要がありますが)

DVD Catalyst Free + fake MEncoderはMEncoderベースのエンコードで字幕のレンダリングにちょっと難が。あとまだ安定性に課題も。ただ無料で作れる環境なのは強み。
Pocket DVD Studioは、変換開始の指示が面倒なのと、バッチ処理ができない。そして、DVDによっては音声に問題が発生することが。

…と、ともかく多少コストがかかってもいいので安定して字幕込みちゃんとエンコードできてバッチ処理ができる環境を探していたわけですが、なんだよこれで完璧じゃん!…みたいな。とほほ。実績あるペガシス製ですしねぇ。
それにしても動画関連のツールを突き詰めて行くとたいてい最後にはペガシスの製品に行き着いてしまうのはなんとかならないものでしょうか(笑) ひとつひとつは価格がそれほどでもなくても、製品の種類が多いので気がつくと結構な額に…(><) しかもバージョンアップごとにまたそれぞれで結構取られるし(><)

取り急ぎまだ試用中ですが、MovieStyleでエンコードを行う場合は設定は「PDA用」をベースにすると良さそうです。
解像度の設定のみ上の図のように横640を有効にしてやって、あとの設定はお好みで。
私は一番最初の画像のとおり、「UP用設定」「UP用設定(映画)」と2枠、シネマモードON/OFFで設定を用意してみました。ドラッグ&ドロップする場所で設定を変えられるというのはなかなかいいですね。
ただ音量が変えられない?のはちょっと痛いかな。DVD Catalyst Freeと使い分けていく感じになりそうです。

TMPGEnc MovieStyle (シェアレジ・ダウンロード版3980円)
TMPGEnc MovieStyle (Amazon・パッケージ版)

2008/12/21 ■ Vuzix Wrap 920AV ビデオサングラス Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク


Vuzix Teases Us With Awesome Virtual Reality Wrap 920AV Video Sunglasses (GIZMODO)
Sneak peek at Vuzix Wrap 920AV glasses (CNET)

CESで発表する、とされているビデオサングラスがティーザー公開されているようで…
Vuzixは日本でもけっこうおなじみのHMD会社ですが、今度のはVR(バーチャルリアリティ)もAR(拡張現実)もできるとか、この外観とかなかなか威勢のいい感じがしますねー。

このティーザー写真ではケーブルは写ってませんが、さすがにMEDIA PORT UPのような一体型ではないように見えます。ので、これが出たとしても普段のHMDメディアプレイヤーの座を明け渡すことは無いと思いますが、そうは言ってもウェアラブルツボをぐりぐり押してくるこのたたずまい。
詳細の発表がなかなかたのしみです。

2008/12/20 ■ MEDIA PORT UP UP300x ARRIVED! Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク






MEDIA PORT UPついに発売!

一番最初に宣言したとおり、MobileHackerzは全力でUPを応援しているわけですが、覚悟していたとはいえやっぱり私の気合も全力で空回りしている感がいまだに漂っております(笑)
発売を記念して動画の変換ツール、DVDビデオの内容をUPに転送するためのツールとガイドを掲載しました。先のレビューでシェアウェアを使った手順を紹介しましたが、今度は無料のツールで固めてありますのでお財布にも安心です。

UPを「使える」と思えるか、「使いどころが理解できない」と判断するかの境目は、前回書いたとおり「これを装着して普通に外に出られるかどうか」だと思います。
そして、そのハードルを越えてUPを手にした人にとって、次にUPを「楽しく使い続ける」か「すぐ飽きてしまった」となるかの境目は、「いかに簡単に、良質のコンテンツを継続してUPに供給できるか」にかかっています。
ニコンは、その「簡単に良質のコンテンツをUPに供給する」手段として無線LANの搭載やUP LINKサービス、ストリーミング対応などの手段を用意してきました。が、こればっかりは正直なところニコンの対応では足りていないと思っています。

今回公開したガイドは、その「次のステップ」の境目を越える一助となれるように考えて準備したものです。最初の環境構築は少し面倒ですが、一度動き出してしまえばDVD(なんだかんだ言って良質の動画コンテンツの最大の供給元)からあっという間に(エンコード時間はかかりますが)UP用の動画を生成できます。

「新しくて、見たい、面白いコンテンツ」の在庫がUPのメモリから消えた瞬間に、UPはおそらくとてもつまらないものに見えてしまいます。せっかくですから、どんどん使っていきましょう!