2022/05/03 ■ 都内狭小住宅!60cm×90cmのスペースにオフィスをつくるの巻 Twitterでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

みなさんもリモートワークしてますか??
都内狭小住宅住まいには、昨今のリモートワーク中心の働き方は痛し痒しといいますか、狭いマンションに家族で住んでいると、仕事でこもれるようなパーソナルスペースなんぞそう簡単には確保できるものではなく、あの手この手で工夫する必要があったりします。
私の場合、家族4人で1LDKに住んでいることもあり、かろうじて専有できるのは寝室の一角にある60cm×90cm程度のデッドスペースのみ。なんとかかんとか仕事をしつつもっと過ごしやすくできないかと試行錯誤を繰り返しておりましたが、このたびだいぶイイカンジになってきましたので紹介することにします。


60cm×90cmのオフィス空間

正直狭い(笑)がしかたない。 この切り欠きスペースの手前にはベッドが設置されています。当初はこの空間に机を置き、ベッドの上に座椅子を置いて座っていたのですが…やはりベッドの上に座って仕事をするというのは(座椅子があっても)座面が安定しないため腰にキビシいという結論に至りました。安物でも、仕事のときはちゃんとチェアに座りたい!となり、椅子を含めた仕事空間を構築しようとなったわけです。
しかし椅子も普通のサイズのオフィスチェアはそもそもこの場所に入らないので、コンパクトさ優先でIKEAのTOBERGETにしました。(別に私物でもう10年以上使っているエンボディチェアがあるのですがこの空間には入らないのです…)
机は、窓際のカウンターとツライチにあわせるために高さ調整可能なものを選択。サイズもピッタリでガス圧昇降可能なこれにしました。
背中の部分の壁は椅子の背が当たり壁紙がボロボロになるので保護用にダイソーのリメイクシートを貼っています。


狭小空間のデュアルモニタ環境

仕事をするならデュアルモニタ(またはでかくて広いモニタ)が欲しいところではありますが、狭小空間であるからしてもちろんそんなもの置く場所はありません!
…でもやっぱりなあ、デュアルモニタ使いたいんだよなあ、と考えた結果こうなりました。
メインの仕事マシンとしてほどほどにパワフルな15インチのゲーミングノート。そのノートPCの液晶に加え、同サイズかつなるべく薄いモバイルモニタキーボードの上に重ねて置くことで縦2画面のデュアルモニタ環境にします。 あとはその2画面を見やすいようノートPCスタンドで全体を上に持ち上げ顔の正面にくるように設置します。
ノートPCスタンドは持ち上げられるもので角度調整可能ならなんでもいいと思いますが、今回選んだやつは畳むとかなりコンパクトになり持ち運ぶことが可能で、外出先でも同じ環境が再現できるので気に入っています。



モニタは正直薄くて軽ければなんでもいいと思いますが、ポートの設置方向や種類などが接続するPCとなるべく短くシンプルに配線できるものにしたほうがスッキリします。Type-C一本で繋がればいいのですが、USB C DP Alt-Mode非対応のPCを使う場合は短いHDMIケーブルなどもあわせて揃えておくといいかも。L字ケーブルを使う場合はコネクタの向きにも注意です。


壁面の有効活用

壁面を有効活用するために、壁に有孔ボードを貼り細かいアイテムを立体配置します。
有孔ボードはダイソーで300円で売っているデザインボード。このボードをホチキスで壁に固定するための治具がThingiverseにあるので、このデータを3Dプリンタで出力し使わせていただきます(実際にホチキスでかなりがっつり固定できます)
フックのデータツールホルダのデータもあるので適宜利用&データを自分なりに改造して必要な部品を揃えます。自分の場合はケーブルホルダやペンホルダ、Shokz OpenCommの充電器ホルダを作りました。


Shokz OpenCommの定位置をつくる

会議用のヘッドセットは骨伝導イヤホンのShokz OpenCommを非常に気に入って使っているのですが、このヘッドセットを充電するときに微妙によい置き場がないということで、定位置としての充電場所をつくりました。Shokz OpenCommにはマグネット式の充電ケーブルがついているのですが、その充電ケーブルを壁面に設置するホルダを作り固定してあります。マグネットなのでかんたんに充電状態で置いておけるようになっています。


狭小オフィス環境は旅に出る

という感じで狭いながらも快適なオフィス環境をつくったわけですが、いかがでしょう。「狭!」って思いますよね。私もそう思います。
でもね、自宅が狭いなら広い場所も別に確保すればいいんです。そう、狭さにつらくなったら秘密基地へGo !
今回構築した2画面狭小作業環境、モニタやスタンドも含めて鞄に放り込めるサイズにたためます。こうやって気分転換に広い空間でオフィスすることもできるわけなのでした。 Related Posts with Thumbnails