GPD Win、予備もふくめて2台体制で臨んでおりますが、メインに使っているほうの機体の裏蓋にちょっとした不具合があるので、裏蓋を交換してみることにしました。え、不具合の内容ですか?ああ、ちょっと歪んでるので机に置くとがたつくんですよ。そういうのとか、ほら、不具合が、いろいろ、ね?
当初、GPD Official flagship storeで「不具合のない裏蓋を売ってくれ!」と問い合わせをして、直接裏蓋の部品を個別に売ってもらいました。そう、売ってもらったのですが…なにぶんAliExpress Standard Shippingという超絶時間がかかる発送方法で送られてしまったので…
いつまでたっても日本につきません。と、直販裏蓋ちゃんが船便でのんびりしている間に
赤札天国でも販売が始まってしまいました。というわけで、いつ届くかわからない直販裏蓋はいったん置いておいて今回は赤札天国で買った裏蓋との交換に挑戦です(買い直しました)。
裏蓋部品は赤札天国で注文した翌日にビニール袋に梱包されてやってきました。AliExpressェ…
いやー、新品はいいですね。きれいです。刻印もしっかり刻まれて。
というわけで裏蓋の交換作業をします。GPD Winの裏側には、6箇所ねじがありますので、この6箇所を細めのプラスドライバーで外します。
つぎにキーボード側の外殻部分との隙間に爪などを差し込み…
ここをこじあけていきます。ぺきぺきとわりあい簡単にはがれます。
分離しても、いきなり開かないように。裏蓋側にはファンスイッチとバッテリーがついており、配線が2本つながっています。裏蓋を完全に開くのはまずはこの2本の配線を外してから!
開くとこんなかんじ(この写真ではファンスイッチのフラットケーブルが刺さったままですが、これも外しておくといいかも。
旧裏蓋(左側)から新裏蓋(右側)に部品を移植します。移植するのはバッテリー、ファンスイッチ(スイッチノブ+スイッチ基板)、LRボタン4個(プラ部品+スイッチ基板×4)。バッテリーは両面テープで貼り付いているだけなので、べりべり剥がして移植します。
LRスイッチの基板は、下の隙間にドライバーを差し込んで軽くこじってやると外せます。スイッチ基板とプラ部品の間に小さいバネが入っているので、なくさないように注意。
LRボタンのプラ部品は、ぐっと押し込むと外せ…ることもあるのですが、一度はまると抜くのがかなり大変です!古い裏蓋を破壊するつもりで(蓋をニッパーで一部切断するなどして)ボタンのプラ部品を取り出すか、古い裏蓋も温存するのであればボタンセットも買っておいたほうがいいかも。(新裏蓋にボタンのプラ部品をはめ込むのはぐっと裏から押し込むだけではまります)
さらにスイッチ基板を移植。ばねをボタンのプラ部品に差し込み、バネを細いマイナスドライバーなどで奥に押し込みながらスイッチ基板を差し込みます。
L1/R1が少し大きい基板のもの、L2/R2が小さい基板です。場所を間違えないようにしましょう。
新裏蓋に移植完了!あとはコネクタを戻し、はめこんでねじ止めするだけです。
新裏蓋で不具合も無事解消し、きれいになりました。
GPD Winと長くつきあっていくためにも、リペアパーツが入手でき、自分の手でメンテできるのはとてもいいですね!
※分解・改造は保証の対象外になります。あくまでも自己責任で!※