2008/10/22 ■ ニコン UP300/UP300x ブロガーミーティング Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク


メディアポート「UP 300x/300」ブロガーミーティングというものにお邪魔してまいりました。

ぶっちゃけて言いますと機械そのものは発表翌日に力いっぱいいじり倒し済な上、それこそ期待のあまり舐めるように全報道をチェックしていたりするので、プレゼンや装着体験タイムそのものにはあんまり新味は無かったというかいいから早く売ってくれというか(笑)

しかし10台もの試作機がずらりと並んで、みんなでいじくり倒している様子はさすがに圧巻。もともと私はHMD慣れしているほうではありますが、ひとつところにこれだけの人数がHMDを装着してうろうろしている様子というのはそれでも凄い光景です。なんというか、「HMDがあることがあたりまえ」のような錯覚に陥ります(いや、錯覚ではなく本当にそうなってくれると世の中すごく楽しくなるんですけどね)。


会場ではいろいろな方とお話をさせていただきましたが、やっぱり前のめりで欲しい欲しい買う買う言ってるのは私ぐらいだったかなぁ…。一方、担当の加藤氏、そして開発を実際に担当されている方(しまった!名刺交換忘れた!><)、マーケティングを担当されている方などとじっくりとお話もさせていただきましたが、私のこの製品に対する理解(根底に流れるコンセプトの把握)は間違ってなかったんだな、ということもあらためて確認させていただきました。

既存のHMD(グラストロンとかEyeTrekとか)は「動画を鑑賞するためのガジェット」。
UPはそうではなく、「動画を消費するためのガジェット」。
このあたりの概念はもう私も長年追ってきたテーマなので、実に熱く(「暑く」だな…)語ってしまいました。いやーすみませんオタクっぽくて。。。。

あ、そうそう。新味は無いとか言い放っておきながらなんですが、自分の過去運用マシン(HMD)と並べての記念写真とか、実際にUP装着してうろうろ歩いてみるとかは(UPLABではできない芸当なので)しっかり堪能させていただきました(笑)やっぱいいですよこれ。本当によく考えられている、というか、細かいところまできっちり使い勝手が追い込まれている感があります。(それも「HMD慣れ」してるからこそ見えてくる、ってあたりが実にもどかしくてたまらんのですが)

最後に、ちょっと突っ込んで聞いてみたりした話とか。
  • USB給電時に「バッテリーが減ってしまう」というのは、USB給電能力(500mA)を消費電力が超えてしまうことがあるための処置。動画再生とかの消費電力食いまくることをしなければ(UP全体の消費電流が500mA/5Vを超えなければ)基本的にバッテリーを消費することはない。
  • なので、USBつなぎっぱなし、電源入れっぱなしで寝ている間にsyncするような使い方なら翌日そのまま持って出られる(バッテリーを無駄に減らしてしまうことは無い)
実運用を想定するとここが一番ボトルネックだったのでちょっと安心。