みなさんポケモンGoプレイしてますか!?
ポケモンGoを始めてから、屋外で活動する時間が増えてきています。が、我々ネットワークジャンキーとしては「インターネット」と「電気」は空気みたいなもので、無くなると呼吸できなくてしんでしまいます。ですよね?
なので、屋外稼働時間が増えてくる、ということはいかに効率的に、常に持ち歩ける機材量で、呼吸を続けられるか。あらゆる条件で、困らない、ひととおりの環境を携帯できるか。そんなようなことを考えてしまうわけです。
というわけで。本日は、2016年夏現在の私の携帯呼吸環境…もとい、モバイルセットを紹介したいと思います。
バッグ
使用している鞄はこれ。神戸リベラルのボディバッグ、KL-001です。斜め掛けでひょいっと持っていける気楽さのわりに、なかなかの収納力があります。Amazon価格で3900円ですが、かなりしっかりとした作りで値段以上の安心感があります。当初ボディバッグはドン・キホーテで売っている安物などをいくつか使ってきたのですが、こちらそれらとは段違いの高品質。おすすめ。というか、むしろこのblogエントリはこのカバンをオススメするために書いたといって過言ではない。
全体像
バッグを開けると中にはだいたいこれくらいのアイテムが入っています。自分の行動圏内で普段の行動をしていて、だいたいどんな時にも困らないように…というのが選定ポイントです。
フロントポケット・サイドポケット
フロントポケット・サイドポケットには「すぐ取り出して使うもの」が入っています。左から、ボールペン・THETA S・ELECOMモバイルマウス・名刺入れ・各種会員証などカード入れ・頭痛薬ロキソニン(使用済のフリスクケースに入れてます)・十徳ナイフ(ラジオペンチ・ナイフ・ドライバーなど)
THETA S
言わずと知れた全天球カメラ。ぱっと取り出して使えるところに入れてあり、レンズ部分の保護に3Dプリントしたプラスチックキャップをはめ込んでいます。このキャップ、ワンタッチで外れてTHETAを自立させるための台にもなる優れもの。THETAの機動性が上がります。
モバイルマウス
ELECOMモバイルマウスM-CCB1BRはBluetooth接続、パソコン用。携帯時はコンパクトに、使用時は持ちやすいサイズになるよくできた仕掛けでなかなか気に入っているのですが、クリップ部のプラ部品がわりとすぐ割れてしまうのが難点。そのためこのマウスは3個目です。(でもリピートしてしまうくらいに重宝はしている)
メインポケット
メインポケットにはこれだけのものが入っています。収納力ばっちり。
左から、スマートフォン用3軸ブラシレスジンバル・モバイルバッテリー・USBライト・AC充電袋・長めケーブル袋・雑多小物袋・太陽電池(バッグ内仕切り板兼用)・Windows PC(ASUS Transbook T90chi)。小分け用の小物袋は100円ショップで買っています。
スマートフォン用3軸ブラシレスジンバル
子供とおでかけ…とか、自分でイベントなどにでかけていって写真や動画を撮る際、もはや「デジカメ」の必要性はほとんどなくなってしまいました。いまどきのスマートフォンは下手なコンパクトデジカメよりも画質はよいですし、撮ったあとの取り回し(SNSへのアップロードや人への送信、dropboxでの同期など)も含めて考えると撮影はスマートフォンに一本化したほうがもはやあらゆる意味で良いのではないだろうか、という勢いです。
ただ、そんな中でも子供を撮っていたりして困るのが「手ぶれ」。スマートフォンで動画を撮ると「あーやっぱりSONYの空間光学手ぶれ補正がほしーよなー」とか思ったりするのも事実。
というわけで、手ぶれを抑えるためのジンバルを持ち歩くことにしました(詳細なレビューは前blogエントリ『小型・折りたためる・安価!スマートフォン用ブラシレスジンバル「X-CAM SIGHT2 Creative Sight」』を参照)。これを装着すると下手なビデオカメラよりも安定した映像が撮れるので、常にジンバルを持ち歩いておいて、動画を撮りそうなシチュエーションになったら装着。面倒そうに見えますが、ビデオカメラよりも撮影頻度が明確に上がっているので自分はこちらのほうが合っているみたいです。
モバイルバッテリー
RAVPOWER 20100mAh QuickCharge 3.0+USB Type-C対応バッテリーを使用中。
モバイルバッテリーは使ってもそう簡単にはなくならない容量のもの、そして、モバイルバッテリー「への」充電が速いもの、を選びます。モバイルバッテリーの容量が大きくなっていくと、バッテリー自体への充電時間がばかにならなくなってきて運用が大変になってきます。ここがQuickCharge対応になっているとどんなに使い込んでも(QC対応の)充電器に繋いで寝れば満タンになっているので、ここは重視したいポイント。電池残量は現代社会の生命線。ここは「スマホへの充電能力(QC3.0, Type-C対応)」「バッテリーへの充電能力」「容量」すべてに妥協はしない方針で。
また、現在メインスマホがUSB Type C充電なのでType C出力のあるものを選んでいます。
USB LEDライトも持ち歩いており、暗いところではモバイルバッテリーに刺すとかなり明るい光源になります。
AC充電袋
AC充電に関連するアイテムを小さな袋に入れてまとめてあります。中身は、YAZAWA極小4個口コーナータップ・AUKEY3ポート充電器・microUSBケーブル(20cm) 2本・USB A-Cケーブル(30cm) 1本。
また、この袋のサイドポケットには「USB Type CスマホにさしてUSBホストにする(USB Type C→USB Type A)アダプタ」「microUSBメスをUSB Type Cオスに変換するアダプタ」「USB Type Aのコネクタに刺すとmicroUSBホストになるアダプタ」が入っています。この袋に充電関連・短いケーブル・最低限のアダプタがまとまっているので、何か困ったときはまずこの袋を取り出します。
YAZAWA極小コーナータップ
必需品。非常にコンパクトなわりに4口刺さり、角度も変えられるため電源回りで一個持っておくとよく活躍します。後述するACアダプタやケーブルとともに非常にコンパクトなケースにぴったり入るのもポイント。
AC充電器
コンパクトで、QuickCharge に対応していて、3口の出力があります。携帯用のAC充電器もUSB Type C出力があるものに一時期切り替えてみたのですが、結局のところこのアダプタが最も使い勝手が良く戻ってきました。コンパクト・高出力・QC対応。おすすめです。
USBケーブル
この袋に入れて持ち歩くのは、コンパクトさ重視の短いケーブルです。ただし、コンパクトさを重視はしますが安定性も重視します。リトラクタブルケーブル(自動巻き取りケーブル)なども一時期使いましたが、やはり断線が多いためここしばらくは「質実剛健だが短くて持ち歩きやすい」ケーブルを愛用しています。モバイルバッテリーとスマートフォンを繋いだまま一緒に持ち歩くときなども下手に長いよりも短いケーブルのほうが楽です。
接続アダプタ
「USB Type CスマホにさしてUSBホストにする(USB Type C→USB Type A)アダプタ」
「microUSBメスをUSB Type Cオスに変換するアダプタ」
「USB Type Aのコネクタに刺すとmicroUSBホストになるアダプタ」
ひとまずこの袋に入れているのはこの3点。ともかく小さいので邪魔にならず、これだけあるとだいたいなんとかなります。
長めケーブル袋
AC充電袋に入っているケーブルではちょっと長さが足りない、というときに取り出すのがこの袋。ちょっと長めのケーブルが入っています。とはいえ、あまり長いケーブルを持ち歩いても邪魔なので1m程度のものを中心に。microUSBケーブル 1mが2本と、USB Type Cケーブルが1本入っています。
このmicroUSBケーブルはVolutzのもの。やはり「携帯性より安定性を重視」。しっかりしたケーブルで、色分けもでき、巻くためのケーブルタイもついていて非常に使い勝手が良いです。
雑多小物袋
この袋には、「普段は使わないけど特殊なシチュエーションであると便利」なものが入っています。巻き取りケーブルイヤホン・小型Bluetoothゲームパッド(iMpulse)・microUSB USBハブ(充電機能付き)・Miracast HDMIアダプタ・HDMIメス-メスアダプタ・USB充電/通信切替アダプタ・microUSBホストケーブル。
たとえば「スマートフォンに入ったデータでプロジェクター使ってプレゼンする」みたいなこともこの袋の中身があればいつでも可能に。
USB充電/通信切替アダプタは、持ち歩いているモバイルバッテリーやACアダプタの類がUSBのデータ線を使って充電速度の調整をするタイプ(QuickCharge2.0対応など)を中心としているため、たまに相性で充電できないことがあったりします。そういうときにデータ線を切り離して手持ちのUSBケーブルを「USB充電ケーブル」化するのに使います。
小分け袋
紹介してきたとおり、鞄のなかにはかなり雑多な小物が入っていますが、これらはすべてダイソーのメッシュ袋に収納しています。なので、鞄の中身はこのとおり(上:バッテリー、下:左からAC充電袋・長めケーブル袋・雑多小物袋。
この中では「AC充電袋」を最も頻繁に使用するので、取り出しやすい位置に入れておきます。
太陽電池
製品としてはこれです。このサイズで出力は16Wあるため、晴天屋外昼間ならばそこそこちゃんと充電できます。さすがに普段使うことはないですが、安心料というかいざというときの最終手段として、そしてボディバッグの仕切り板がわり(Windows PCの液晶にダメージを与えないための補強がわり)として入れてあります。
Windows PC(Transbook T90chi)
このサイズのクラムシェル型PCがほぼ絶滅状態のなか、そこそこ使い勝手の良いPCです。
形態としてはWindowsタブレット+Bluetoothキーボード、なのですが、キーボードとタブレット部がかっちりとロックできるため装着時は普通のクラムシェルPCとして使えます。ただ、キーボードが無線接続であることに起因する難点(たまにキーボードを見失うなど)もあるので、手放しで勧められるかというとそうでもない…というところでしょうか。先に紹介したモバイルマウスはこのPCと組み合わせてつかいます。これはGPD Winが出荷され次第GPD Win(+なんらかのキーボード?)に置き換えるかも。
まとめ
ざっと普段持ち歩いている鞄に入っているアイテムを並べて紹介しましたが、これで「PC」「スマートフォン」を使った一連の作業や仕事、そしてビデオ撮影などがこなせ、だいたいどんなシチュエーションでも困ることはない環境を携帯することに成功しています。あ、そうそう。鞄の中には入っていないので今回挙げませんでしたが、このセットと組み合わせて今メインスマホとして使っている「Huawei P9」もなかなかのものです。これはまた追って別記事で紹介します。
人によって最適な組み合わせは異なりますが、今回紹介した充電器やケーブルなどはなかなかおすすめ度が高いです。携帯性と安定性、そして多様な条件での柔軟性。ひと昔前では考えられなかったいろんなことが、いつどんな時でもできるようになりました。
みなさんも「自分の理想のモバイルセット」を構築してみてはいかがでしょうか。