RICOH THETA、標準ではUSBに接続するとPTP(MTP)デバイス…つまり(SDカードなどの「ドライブ」ではなく)「デジタルカメラ」として認識します。この「デジタルカメラ」としての接続に対応している端末ではそのまま普通に写真のコピーなどができますが、対応していない端末からだとうまくデータが扱えなかったりします。
そんな端末でTHETAをUSB接続して使うために、THETAには隠しコマンドとして「USBマスストレージ」(ドライブ)として認識するモードがあるようです。
やりかたは簡単。「WiFiボタンとシャッターを押しながらUSBを接続する」。
成功すると、シャッター部分のLEDが赤の点滅状態になり、THETAがUSBマスストレージとして認識します。
マスストレージ状態はUSBを抜いたままでも継続しますので、終了する際は電源ボタンを押して明示的に電源を切ってやる必要があります。(電源を入れなおせば元の動作に戻ります)
(Special Thanks: 2chデジカメ板 THETAスレ 664)
マニュアルにはない(ない…よね?)隠しコマンドなので動作の保証があるわけではありませんが、現在時点の最新版ファームウェア(THETAファームウェア 1.10)では動作することを確認しました。
ちなみに、Androidスマートフォンなどに直接THETAを接続してデータを扱ったりしたい場合(Androidのバージョンによっては、PTP(MTP)のままでも認識します)、microUSBのOTGケーブルが必要なのですが