2013/11/28 ■ Oculus Riftの未発売HDバージョンがなんと東京モーターショウで体験できる Twitterでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

ゲーム用に特化することで安価に高視野角のすばらしい体験をもたらすことで話題のヘッドマウントディスプレイ「OculusRift」。
私もわりと早期に入手して今はちまちまとTHETA向けのビューアなどを作ったりしているわけですが、このOculusRift(開発キット)、当初より「解像度が低い」のが最大の欠点と言われておりました。
OculusRiftはもともと構造上液晶パネルを左右で半分ずつにしてしまう上、周囲の部分に無駄な領域があるなど解像度がフルで使えるわけではありません。なのに、パネル自体のピクセル数もさほど多いものではなかった(1280×800)ため片眼あたりのピクセル数はそれほど高くなく「ドットがはっきり視認できる」「網戸越しに見ているような感じ(ドットの境目が網のように見える)」などと言われていたのです(実際覗いてみるとそれでもかなり没入してしまうのですが)。そして、その問題に対しては続く製品版に近いバージョンの開発キット、さらには製品版では改善される、解像度が上がる、とアナウンスだけはされていました。
そんななか、試作で作られたとおぼしき「Oculus Rift HD版」(パネル解像度が1920×1080になったもの)も限定的に披露されることもありましたが、販売はいっこうにされる気配もなく、一般人には触れるチャンスがなかったのです。

それが。
「どうやらOculusRift HD版が東京モーターショウの日産ブースにあるらしいぞ」
「えっ」

…あらびっくり。行ってみたら本当にあるじゃありませんか!

場所は東京モーターショウ2013、日産ブース。1Fフロアの片隅にそのコーナーはありました。

この看板が目印。列の最後尾はよく混乱している(並んでるわけでもない休憩客が座ってたりする)ので係の人に最後尾を確認するといいと思います。
平日昼間で25分待ちでしたが、1人の体験時間が7~10分かかる上に2セットしかないので、ちょっと列が伸びると待ち時間はぐんと増えます。

外装はあまりOculusRiftっぽくなく、きれいに作りこまれていますが…

接眼部は、おなじみの、いつものあれです!OculusRiftのあのレンズ!

体験できるコンテンツは、設問に答えていくと各自の理想の車ができあがる…というもの。OculusRiftの圧倒的没入感・迫力を活かした…というものではないですが、幅広い層の来場者に手軽に体験してもらうコンテンツとしては結構よくできてると思います。

ゲーム中はすべて視線(というかHMDの向き)をターゲットに向け、数秒固定することで選択する、というUIになっています。首振りを強制して視野の広さを体験してもらいつつ首振りだけで操作が進んでいく、なかなかよく考えられている方法だと思います。

時々シーンによってフレームレートが60fpsを割り込むことがあり、そのあたりは遅延がちょっと気になりましたが全般的にHD解像度となりいままで気になっていた「ドット感」はかなり解消されていました。素晴らしい。素晴らしいが、世に出てないOculusRiftがなぜここにあるのだ。

というわけで、びっくりするほど「普通に」OculusのHD版がデモンストレーションに使われていました。ほんと、なんでここにあるんだろう(笑)

ちなみに東京モーターショウ全体ではほかにも
ソニーHMZや
Leap Motion、ほかにもKinectやXtionなど「その手のデバイス」を使った展示は結構ありました。

あと、スバルブースがひっそりと音波を使ったスマホ屋内測位アプリなどやっています。結構おもしろいぞ、モーターショウ。
東京モーターショウは12月1日まで。もう会期少ないですがちょっと覗いてみてはいかがでしょうか。


【余談】
…と、こんなことをしつつ自分が日産ブースでOculusをかぶっている写真をTwitterにupしたのですが



こんな反応が!






というわけで、
列の後ろに並んでいた人がたまたまTwitterのフォロアーさんだった
の巻でした。たしかによく見ると写真の隅に自分のじゃないTHETA(小型三脚つき)が写ってる!


そして自分も撮られてましたw

ちなみに、こういう「行列並んでたらたまたま隣がTwitterのフォロアーさんだった」という経験以前にも一度あって


子供と一緒に列並んでて、子供になんとなく語りかけてたらちょうどいま自分が語った内容がTL上に出現してびっくりしたこともあります。Twitterこわい!w

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