2008/06/20 ■ 変態専用盗撮デジカメ(aigo F566+) Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

変態専用盗撮デジカメ(aigo Camera sunglasses MP3 F566+)買いました(笑)
こんなんですが。正確には「サングラス型MP3プレイヤー+デジカメ」。
日本ではOTASというところが販売しています。
直販しか扱いがないみたい+直販サイトは売り切れだったので、結局海外のサイト(というかThinkGeek)で買っちゃいました。$99.99。(ただし日本版(2GB)と違い、メモリ1GBバージョン)

実際装着してみると、なかなかこれが面白いというか、意外と(?)普通のサングラスに見えます。私の顔がデカいからかもしれませんが。

シャッターは付属の無線リモコンで操作できます。上記写真の右側にある丸いのがそれ。
このリモコンが優秀で、無線(≠赤外線)がちゃんとよく飛ぶのでポケットの中からでも普通に反応します。シャッター時に音も出ない(※イヤホンからシャッター音が出る)ので、ほんと盗撮専用というかw


…と煽りまくっておいてなんですが、実際のところ盗撮盗撮言ったってカメラの撮影範囲はすなわち目線だからして、別に刺激的な写真が撮れるわけじゃないです(笑)あたりまえですが。
しかしカメラ取り出すまでもない日常のスナップとかがさっくりと撮れるのは気持ちがいい。普段はMP3を聞いていて(これもなかなか使い勝手は悪くない)、「お!」と思った時にシャッターボタンを押すと、いままさに見ている風景が切り取られて保存される感覚。これは新鮮です。まさしく「ウェアラブル・コンピューティング」!
シャッターを押して後で確認してみると、撮れている写真は「自分が実際に見ていた風景」にかなり近い印象があります。もちろん構図をかっちり決めるフレーミングなんてできませんが、出来上がってくる写真のぶっきらぼうさが逆に自然な感じというか。

ま、いいことづくめかというともちろん難点もあって

  • シャッター押してから撮影までのタイムラグは結構あるので、本当にタイミング命のシャッターチャンスは狙えない
  • 音楽再生中シャッターを押すと、音楽停止→シャッターが切れる、という順番で動作する。そして音楽停止に律儀にフェードアウトしたりするので(笑)すごく時間がかかる。(「写真撮影は音楽が停止している時しかできない」という仕様なので、「再生中は撮れない」というわけじゃなくちゃんと停止してくれるだけ親切なんですが)
  • 画質はもちろんおもちゃレベル
  • 時計を内蔵していないので、EXIFどころかファイルのタイムスタンプすら記録されない。意外とこれが写真整理の面で地味に、ボディーブローのようにつらさが効いてくる…。(こういう性質のカメラだからこそ、GPS記録と照合してジオタグ振ったりしたいんだけどねぇ…)
  • 昼間屋外ならいいけど(それでも曇っているような時に歩きながらシャッター切るとぶれる)屋内・夜はかなり気合を入れて頭を固定しないと「頭」ぶれする(笑)
盗撮盗撮連呼しましたが(笑)、私の購入目的は「自転車散歩中の風景スナップ撮影」。少しテストしてみたところ、この使い方にはドンズバはまるガジェットです。最高!
で、自転車乗車中には当然音楽再生機能は使わないので、イヤホンはもういっそのこと切断しちゃおうと思ってたんですが…
音楽機能は音楽機能で使ってみると結構便利というかよく出来ているので、機能を捨てるのも惜しくなってきてしまいました。自転車以外の時は使いたいんですよねー…。うーん、どうしよ。

しかし、これでライフスライスができたら面白いんだけどなー。シャッターリモコン改造でできるかな。



前身のモデル(カメラなし)と、別商品のビデオ撮影可能版。(音楽再生機能は無し)使い心地は不明(笑)