2017/07/23 ■ 圧倒的な没入感!3面マルチ投影で映画が楽しめる劇場「ScreenX」の座席ベストポジションはここだ Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

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2017年7月1日から日本でも導入が始まった新次元3面マルチ上映システム「ScreenX」。現在のところ国内ではユナイテッド・シネマ アクアシティお台場のみに導入されている、あたらしい映画の投影システム正面のスクリーンだけではなく、側面にも映像を拡張することで圧倒的な没入感を得ることができる、まさにあたらしい映画体験と言えます。

この「ScreenX」、側面にも映像が登場する(シーンがある)ということで、通常の映画とは視聴にあたり「ベストポジション」が異なります。せっかくの新次元映像体験、ベストな場所で見たい…!という場合は、どの座席を選べばよいのか。見え方とともに解説したいと思います。


繰り返しになりますが、「ScreenX」では上記イメージ映像のように、正面だけではなく側面にも映像が流れます(※本編全編にわたってこのような状態というわけではなく、一部のシーンのみですが)

なので、「迫力ある映像体験をしたい」という場合でも、席は後方を選ぶ必要があります。前方の席だと、せっかくの側面映像がよく見えません。…というところまではわりと知識として共有されているのかチケットの販売状況を見てもおおむね「中央後方から先に埋まっていく」のですが、実際に視聴して感じるベストポジションと販売状況には若干の差異があるため、ここであらためてはっきりと書いておきます。

「ScreenX」ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場での視聴ベストポジションは

ずばり
I-15~16、J-15~16
です!

具体的にはここ↓

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上記座席表で見ると、ひとつ右側の16~17がベストポジション(中央)に見えますが、左側(下手側)には通路があるため現実では座席配列が全体的にオフセットしており、実際にはスクリーン中央は15~16列あたりになります!現在のところ見ていると座席の予約は16~17が先に売れていくようなので(オフセットしていることが知られていない)、I-15、J-15あたりが空いていたらそこを抑えましょう!そこが真の中央です!

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ScreenXシアターの座席は階段状に高さに差がつけてあるので、後方の座席でもスクリーンが前の人の頭にかかって見えづらいといったことはありません。逆に、後方のほうがより「映画に包まれる」感覚が得られると思います。視野いっぱいに広がる映像は快感の一言。

そして、I-J列付近の高さが最も「映像のつなぎ目が自然に」感じられるように思いました。視野高さに対してのスクリーン位置も自然です。

なので、私は先述したとおり I-15, I-16, J-15, J-16あたりがベストポジションであると結論します。


ScreenXの料金は?

ScreenXの料金は、現在の所「通常鑑賞料金+700円」です。通常1800円の映画であれば2500円。

シートの動きなども含めさまざまな演出が加わる「4DX」が「通常鑑賞料金+1000円」なので、4DXに比べると若干割安。3D映画と比べると結構高い、という感じ。

映像を視聴する、と考えるとちょっとお高めですが、没入体感込みの2時間超の映像体験が2500円と考えると特に高いものでもないかなと思います。


席の予約はどうすればいいか

ユナイテッドシネマのサイトからオンラインで座席指定予約ができます。そして、今のところ「良い席」はかなり早いうちに埋まってしまうので、なるべくはやく、できれば真っ先に席を予約しておいたほうがよいです。

また、取りたい席の隣がもう誰か埋まってるけど…という場合は、躊躇無く並びで取ってしまってだいじょうぶ。直前になればどうせ後方中央なんてみんな隙間無く埋まるので、1席空けてとか考えなくていいです。

このユナイテッドシネマの座席予約システムは「1週間前から予約可能」とかではなく、毎週水曜0時に土曜から金曜分の1週間のスケジュールが発表されます。なので、本当にベストポジションで視聴したい場合は「水曜0時(火曜24時)」に見たい回の予約をするのが確実です。


で、ScreenX上映自体はどうなのか

・私が視聴した映画(パイレーツ・オブ・カリビアン)は、全体の中でScreenXの側面が使われるのは30分ほど。とはいえ、非常に効果的な場面で視野が広がるので非常に気持ちがいいです。
・視野いっぱいに広がる映像は、動くと身体に揺れを感じる(ベクションが発生する)ほど。最初は映像の没入感に気を取られてストーリーが頭に入ってこないような感覚すら覚えましたが、さすがに後半はそんなこともなく単純に楽しめました
・非常に暗いシーンなどではプロジェクターのブレンドが気になったりもしましたが、これは仕方ないかなあ
・全般的に「これはあたらしい映画体験だ」という気持ちになりました。このような側面に拡張された映像自体はニコファーレで見慣れているのですが、大作映画という作り込まれたコンテンツで、大型の劇場で視聴するとほんと良いです。

・ScreenX向けの映像を映画制作側が用意するにあたって、ワークフローがどうなってるのかなー、とか、そんなようなことがちょいちょい気になりました。ごく一部の場面を除いて、側面映像には「背景は映っているけど人物はいない」とか、「正面映像にはかかっているフォグが側面にはない(これはわざとかな?)」とか、側面映像が後で「その時点で存在する」素材を使って作られたんかな、というのが垣間見えておもしろかった。逆に言えば、いまは壮大な海の景色とかそういうのほとんどCG(だから別視点の映像とかも簡単に用意できる)なんだろうな、とか。

「大型ハリウッド映画」というお金のかかったコンテンツで「没入型の映像体験」をできる機会はそうそうないので、没入映像などが好きなかたは一度ベストポジションで体験してみてはいかがでしょうか。