シャッター一発で前後左右上下、カメラの周囲ぜんぶ・全天球を撮影することができる「RICOH THETA」。ついに!つ・い・に!日本での発売日が11/8に決まりました!
本blogでは大変ありがたいことに発売以前よりTHETAの実機をお借りしており、いままでもレビューをはじめとして記事をかかせていただいております。先のレビューでも書いたとおり、私自身はかなり気に入ってけっこう日常的に使っているわけですがそうはいっても「こんな変態カメラ、どんな時に使うのかさっぱりイメージできない」って人も多いです。いやいや、そう構えることないんですだからこれは特別な写真を撮るカメラじゃなくて日常を撮るカメラなんです!…というわけで、私が普段撮ってる写真などをちょっと紹介してみようかなと思います。あ、あと、Oculus Riftで見るツールもあるよ!
…と大見得切ってはみたものの、実に本当に普段撮ってる写真は日常の生活風景ダダ漏れなわけだからして(それがこのカメラのいいところなのですが)家族で見るならともかくblogに乗せるには気が引ける…。そんな中からかろうじて外に出せなくもない写真をピックアップしてみることにします(今まで紹介したものも含みます)。写真をクリックするとtheta360.comサイトにジャンプし、ぐりぐりと全天周回して見ることができます(ちょっと写真のロードに時間かかるかも)。
あああ、もっともっといい写真がいっぱいあるんだけれども本当に家族の写真なので出しにくい…!うううう…
とはいえ、なんとなくでも「決して特別な風景を狙って撮るのではなく、日常のなにげない景色を撮るのがいい感じ」という感覚はおわかりいただけますでしょうか。従来の写真では決して写ることのなかった「フレームの外」もまとめて記録してくれるTHETAの醍醐味みたいなものの片鱗でも感じていただければ。
さてさて。
まあこんなふうに全天球の画像などが集まってくると当然これらをOculus Riftで眺めたくなるわけです。いろいろとちゃんと完成してからにしようかな…と思っていたのですが、おもいのほか日本発売発表がはやかったので記念に!まだ仮のバージョンとなりますが(THETAの水平補正に対応していない)Windows版の「THETA写真をOculusで見るツール」をここ(OculusTheta001.zip)に置いておきます。
THETAを持っていなくとも、theta360.comで公開されている写真ならURLを入力するだけでOculusで楽しめます。ぜひおためしください。(ローカルにあるJPEGファイルは、実行ファイルのアイコンにドラッグ&ドロップすると開くはず)
と、いうわけでほんととてもいいですよTHETA。全天球万歳!
◆おまけのちょいマニアック視点でのTHETA現状まとめ◆
- THETAは基本iPhoneと接続して使うと便利にできてます。Android版アプリは年末までには公開予定らしいです。
- かといってiPhoneが無いと何も出来ないかというとそうでもないです。全天周の写真合成自体はカメラ自身で行います(合成済のJPEGがカメラに入ってる)し、PC版の視聴アプリもあります。
- リモート制御のプロトコル自体はだいぶわかってきているので、リモートシャッターのプログラムを書くこと自体は可能です。Androidからも無線シャッター切れてますし、リモコンも自作できてます
- まだ試してませんが、露出を変えてHDR用に複数連続撮影するスクリプトも書けると思います
- Androidで扱う際はUSB OTGのケーブルで繋いでやると普通に認識して写真のダウンロードができますし、それをちょっとしたスクリプトで写真のメタデータをいじってやればPhoto Sphereのアプリでぐりぐりできます。このあたりはまた追って記事化します。
- 写真の水平補正値はEXIFのMaker noteに記録されている模様