2017/01/29 ■ 20万円の精密機械をぶん投げろ!超絶360度カメラ「Panono」レビュー Twitterでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

2016-12-24 23.59.03

RICOH THETAを皮切りに、さまざまな製品が出そろってきた「360度カメラ」。ワンショットで空間ぜんぶを切り取るという体験は、実際に使い始めてみるとほんとうにこれがおもしろい

一度のシャッターで上下左右、すべての方向の写真を記録する。THETA以前は手作りのカメラや特殊な撮影方法で実現するしかなかったのですが、最近はかなり製品が増えてきました。このblogでも以前「bublcam」をレビューしたことがあるほか、360camなどいくつか製品を買っては試しています。ニコンKeyMission 360、SamsungもGear 360、LGはLG 360 CAM、完成度の高いInsta360などなど、いまは360度カメラ百花繚乱といったところです。

そんな360度カメラが盛り上がる前。2011年のことですが、「投げて撮るカメラ」というものが話題を集めたことがありましたボール状の筐体に36個のカメラモジュールを搭載し、それを真上に放り投げると、内蔵された加速度センサーにより放物線の「頂点」で自動的に全周囲の写真を撮影する。そんな素敵なアイデアのカメラです。

その2年後、2013年。この「投げて撮るカメラ(Throwable Panoramic Ball Camera)」は、いよいよ「Panono」として製品化が発表されクラウドファンディング”Indiegogo”で出資を集めることになります。

この「Panono」の出資募集、2014年9月に完成予定、とされていましたが…そこに出資していた私のもとへ、2016年12月、ようやく、製品としてのPanonoが送られてきたのでした。いやあ、長い2014年でした…。