2013/07/20 ■ #dx39 HATSUNE MIKU AR STAGEを3D(ステレオ立体視)で楽しんでみる Twitterでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

7月16日から明日7月21日まで、19:30~23:00の間、六本木ヒルズの「メトロハット」でSmartAR技術を利用した初音ミクのバーチャルステージが開催されています。Android携帯かPlaystation Vitaで該当のアプリケーションをダウンロードし、開催時刻に六本木ヒルズ「メトロハット」にカメラを向けると、そこで初音ミクのライブが始まるという仕掛け。

これがなかなかARライブとして凝っていまして、現実のメトロハットの風景がうまくCG(AR)に置き換わりライブが始まります。この演出は一見の価値あり!また(端末の時刻で同期しているだけではあるのですが)同じ場所で、同じ時間に、多数の人が各自自分の端末で「目撃」することで、ライブ自体は携帯端末の画面の中での出来事であるにもかかわらず「多数の人と同じライブを見た、同期したライブ体験」としてちゃんと成り立っているのが印象的でした。

上の現場が、
こうなって
こうなって
こうなっちゃうんですよ。いやーすごい。

はてさて。
そんなわけで、なかなか見応えがあるARライブなのですが、やはりこんなものを見せられたら、
 これ3Dにしてよ!!!
と思うのは自然の流れというものです。自然の流れです!


というわけで、自分でやってみることにしました。
Android機でまったく同じものを2台というのも難しそうだったので、PS Vitaを2台用意。
2台のPS Vitaをずれないように、同じ向きで、ベースとしたアクリル定規(2本)に貼り付けます。貼り付ける両面テープには3Mのコマンドタブ Lを使いました。接着力はかなりあるのにタブを引っ張るときれいにはがせます。

ミクライブステージは端末の時計に同期して再生されるので、左右のVitaが同期するように時計を手動で設定します。時刻を決めて同時にOKボタンをタップ。
(ちなみに時刻同期はライブ一回視聴ごとにしたほうがよさそうです。1回終わると見てわかる程度ずれちゃいました)
ミクライブステージアプリを起動して、一度ちゃんと横位置でメトロハットを認識させれば、あとは縦持ちにしても大丈夫です。縦にすればカメラの配置そのままに平行法の立体視映像ができあがり。

目の瞳孔間距離は64mmくらいと言われますが、PS Vitaは横幅83.5mm。そのまま平行法で見るのはかなりしんどいので、今回はPokeScope 3D Viewerを使いました(STEREOeYeさんで買えます)。これ、携帯用のステレオ写真ビューアなのですが折り畳みヒンジ部分をちょっと閉じ気味にしてあげる(レンズを外側に向けてあげる)と、多少広いくらいの平行法画像でも一応立体視できたりするすぐれもの。瞳孔間距離より広い画像の平行法立体視という意味では、ステレオミラービューアを使ってもいいかもしれません。

で、視聴してみると…
  • ちゃんと3Dに見える!!!ステージ自体は結構遠景なので、ステレオベース(カメラ間距離)84mm程度じゃ厳しいかなーと思ったんですが、意外と立体感もって見えました。カメラの画像から認識してのAR合成でも視差つくもんですね
  • でも片手でVita、片手でビューアという体勢で不安定だったので若干気のせいもあるかも?しっかり箱に設置して安定して視聴できる箱作ってくればよかった
  • PS Vitaちゃん2台ぶんを頭の上にずっと持ち上げながら視聴するのさすがにちょっと重くてつらい
  • 先にも書きましたが、時刻の同期はライブ直前に毎回やったほうがいい模様。結構簡単にずれていくみたい

今回は思いついたのが会期終了前日、しかも会期終了日は仕事で行けない…という状況だったのでここまででしたが、次機会があったらちゃんとしっかり視聴できる3D対応ビューア作りたいなあ。

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