
枚数が増えてくるとかなり安くなるみたいなので、初めてPCBCartを使ってみました。さすがに安いだけあって基板の品質は(ド素人の私から見ても)ギリギリな感じ。発注した15枚中、SSOPのレジストマスクがちゃんと抜けていない基板が2枚ありました。もうちょっと広く抜いておいたほうがよかったかー。
ただ、中国・杭州の工場を昼に発送してその翌日に届いたのには本当にびっくり。FedExすげぇ!下手すると国内宛より早いじゃん!

完成したら欲しいという(大変ありがたい)方の中でも、さすがに年月日まで表示しようという剛の者はそうなかなかいないとは思いますがw、やろうと思えばできますよということで。





桁あたりのコスト(特に液晶モジュールの単価)はかなり上がるので悩みどころではありますが…。
というわけで現状報告でした。桁の側の設計に関してはほぼFIX、あとは基板のリピート生産を発注しつつ実装をどこかにお願いするか地道にちまちま手はんだするかで100台まではなんとか。という感じです。キット販売してもいいんですが、0.5mmピッチSSOPを含めチップ部品・表面実装部品ばかりなので一般的に「電子工作キット」と言うにはちょっとハードル高いかなー…。
それと、アクリルパネルと足は別売にするかもしれません。こういうモノの「製造(量産)」なんて仕事も含めて全くやったことないんでなんかもうワヤクチャになってます ^^;
サーバ側(時刻送出側)はこれから基板を設計します。予定としては
- USBコネクタに挿して電源を取る(USB出力タイプのACアダプタがそのまま使えるように)
- 通常ではサーバ側内蔵のクロックで普通に時計を刻む。ボタン(SET/ADJ)で時刻設定
- 拡張コネクタが用意されていて、そのコネクタにUSBチップ子基板を増設すると、PCからUSBで時刻設定や各桁へ自由なパターン表示が可能になる。CPU温度表示みたいなのとか。
- その拡張コネクタを使って電波時計化することも(たぶん)可能
あとの問題は予価…ですが。
今回写真で紹介している小サイズの桁(クライアント)で、基板や部品の単純な原価だけで1000円くらい、実装その他も含めて単純にコストが1500円くらいかかる予定です。開発費や在庫リスク分も乗っけなきゃいけないので(ごめんなさい!)、2500円…もうちょい行ってしまうかも。桁あたりなので時刻の表示に4桁/6桁要ることを考えるとこれでもかなり高いのは承知です(><)すんません
それにサーバ(時刻送出器)が1個、必要に応じて桁のアクリルカバーなどを足していただく感じになると思います。こちらはまだ原価が確定してないですが、まぁ、おそらく一般的に想像されるレベルとそう大きくは変わらないんじゃないかなと。
部品点数もかなり少ないし構造も単純なので数さえ作れれば劇的にコストは下がりそうな気はするんですが、個人の範疇(しかもノウハウはゼロに近い)だとこのあたりが限界ですね…。
逆にどこかちゃんとしたところが作ってくれると楽なんですが(笑)