2020/05/05 ■ 1万円台激安網膜投影美麗HMDで快適寝転びWork from Park! Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

STAY AT HOME!
というわけで在宅勤務(テレワーク)の機会が増えてきている昨今、例に漏れず私もここ最近はずっと自宅で仕事をしています。
しかし都心近くに住む庶民の宿命、自宅はザ・ラビットハウスでありそこに絶賛休校中の子供達もおりで仕事をするスペースの確保もままならない状態。そして外にふと目を向けると穏やかな気候というこの季節。

いやーこんな中ではやっぱりたまには外に出たい。ソーシャル・ディスタンスを確保しつつ安全かつ快適に外で仕事をする方策を考えてみよう、と、まあそんなことを思ったわけです。

基本は以前「Surface GO LTE+独立キーボードで究極の屋外コーディング環境を」で記事にしたスタイルで、さらにより快適に、より実用的にアップデートすることにしました。



激安網膜投影美麗HMD「Avegant Glyph」

Avegant Glyphは、2014年にKickstarterでクラウドファンディングを受け付けた網膜投影型のヘッドマウントディスプレイ。スクリーンに映った映像をレンズで見る、のではなく、プロジェクターで直接網膜に映像を投影するタイプのHMDとなります(訂正:違ったようです詳細はあるしおうねさんのツイートを)。ヘッドホン型の筐体が特徴で、映像が不要なときはヘッドホンとして装着、ヘッドバンド部を目線にあわせて装着するとHMDとして使える、というデザインが当時話題になりました。

紆余曲折を経て2016年に出荷開始されましたが、その後あまり売れなかったのか今は複数の店舗で流通在庫がだいぶお安く…なんとなんと2020年5月現在、Amazonで税込18000円ほどで…!買えるようになっています。(※買い方によってはさらに少し安くなります。この記事の最後を参照)

このAvegant Glyph、当時でも「非常に画質がよく近眼の人でもくっきりと文字が読める」と話題となっていましたが、あらためてこれを仕事用のメインモニタとして使えば、快適寝モバ環境で仕事ができるのでは!?と思いついたという次第。

ソーシャル・ディスタンス安全な寝転びWork from Park環境

結論としては 鬼快適 としか言いようがないです。

・Avegant Glyphは仕事に耐える解像度があるモニタとして使用に耐えるか?
→ディスプレイ解像は720p。ピントやIPDをきっちりと自分にあわせて調節すれば、かなり高精細なモニタとして使えます。720p(1280x720)という狭さをある程度許容できれば、そこに表示されている文字はハッキリと読めますし、ドットの網目のようなものもまったくありません。仕事をする上での解像感という意味では完全に実用域といえます。

・モニタとして不都合はないか?
HDMI入力のモニタとしてふるまうので、PCを繋げば普通にモニタとして使用できます。視界の感覚的には1m先にある22インチモニタくらいの感覚でしょうか。ワークモニタとしては問題ないです。
ただ、私のIPD・視力だと画面の左右端のほうが少しぼやけて見えてしまいます。これちょっと表現が難しいのですが利き目とIPDの設定次第という感触があるので画面端の見やすさは個人差があるかもしれません。
あと色温度がかなり高い感じがするので、色が重要な仕事をする場合には向かないかも。(カラーマネジメントできればいいのですが、HMDのキャリブレーションが難しい…)

・手元は見えるか?
見えます。画面が視野を塞いでいる部分の上下、特に下の方は開口部になっているため、周囲の景色、手元といったものがちゃんと見えます。その意味でも寝モバ仕事モニタ適性が高いです。

・装着は快適か?
人によってはずり落ちてくる、という人もあるようですが私はとても快適に装着できています。鼻の形にあわせたピースが4種類(!)添付されていて好きなタイプを選べるなど、装着の快適性にはそれなりに気を使われている感じです。
HMDのデザインやこういった気づかいなども含めて、製造にけっこうなコストがかけられたHMDという感触があります。これほんとに1万円台で買えてしまっていいのだろうか…?
ただヘッドホンとして考えると締め付けがきつい(HMDが落ちてこないために強めにホールドする)ので、この感覚も個人差があるかもしれません。


HMDといっしょに持ち歩く仕事環境セット


以前はSurface Go LTEを使っていましたが、その後マシンパフォーマンスに限界を感じいまは中古で入手したSurface Pro (5th Gen) with LTE Advancedに乗り換えました。USB Type C PDで充電できたSurface GOに比べて、専用ACアダプタが要るのやだなあ…と思っていたのですが、Type C PDからSurface Proを充電できるアダプタがあると知って即決。

それとちゃんとしたキーボードとの組み合わせを愛用しています。タブレットPC+独立キーボード、めんどくさがってすぐ使わなくなるかと思っていたのですが意外とそうでもなく、これが自分にとって最適解だったんかなと思っています。
トラックボールはエレコムの小型Bluetoothトラックボール。小型モバイルトラックボールとしては以前Digio2 Qを猛プッシュしましたが、エレコムも小型!モバイル!親指!Bluetooth!トラックボーーーール!という超ニッチな需要にこたえる製品をつくっていただき、使い比べてみた結果こちらのほうが手に馴染んだので乗り換えています。ただこれは寝モバにはちょっと合わない(ひざの上に安定したトラックボールの置き場がない)ので、運用でもうちょっと変えていくかも。


このAvegant Glyphをさらに少し安く買う方法



このAvegant Glyph、Amazonでは現在のところ18292円で売ってますが、一手間かけるとさらに少し安くできます。
…といっても難しいことではなく、消費税増税に伴うキャッシュレス還元を使うだけなのですが、いまAmazonで売られているAvegant Glyphは複数の業者が取り扱っており、ショップによってこの還元がある店とない店があるため、「5%キャッシュレス還元がある店」からカートに入れることを忘れないようにしましょう。

Avegant GlyphのAmazon商品ページから、「新品○点、○円より」と書かれたところのリンクをクリックします。

すると、同商品を取り扱っているマーケットプレイスの店舗一覧が出ますので「5%還元 キャッシュレス還元」と書かれていて、かつ、最安値近く、かつ、信用できる店(発送内容や保障など)を選んだ上で「カートに入れる」をクリックして購入するだけです。

おわりに

もちろんこの記事もすべて、完全にこの記事にある環境そのままで、Avegant Glyphを使い、周囲数十メートル誰もいない、屋外の公園で書かれました(笑)
自宅近隣の公園、オリンピックの余波で閉鎖されていたり児童公園は人出があったりとで「近所で人がいないソーシャル・ディスタンス安全な環境」を探すのに一手間あったりはしましたが、こうやって楽しみながらうまく乗り切っていきたいところですね。