過去何度か自分のモバイル環境を晒してきましたが、これまですべてメインは小型のWindows機(GPD)。図を描くためにシャープ電子ノートを併用したりもしていました。
が、なんかこう、こうではない。俺はもっと図をがしがし書いて、大きな画面で仕事をしたいんだ。いまはどちらかというとそういう感じなんだ。
というわけで、実は昨年夏から半年ほどiPad Pro(12.9インチ。初代LTE)を軸にした仕事環境を試していました。「なんかApple製品使ってる姿に違和感がある」「まさかあなたがApple製品を使うとは…」みたいなことを言われ続けながらも、会議の議事録やメモ、思索ツールにばりばりとiPadを使って…おおこれは便利…などと言ってはいたのですが…
便利なところはあったが、どうしても、どうしてもこれだけは我慢ならん!
…というところがあり、あらためてWindows環境に戻ってまいりました。ただいまゲイツ。浮気してごめんな。
Before (iPad)
- iPad Pro 12.9 LTE+Smart Keyboard+Apple Pencil
- Evernoteでメモをとったり、Apple Pencilで図を書いたりRealtimeBoard (miro)でまとめたり。Slack/メールやりとりしたり
- おおむね快適
- 特にペンの使い勝手はよい、が、そのペンが邪魔。なんで別に持ち運ぶ必要があるの+充電しなきゃいけないの
- LTEはとてもよい。「さあ作業しよう」と思ってから作業開始までのパスが短い(ネット接続とかそういった手間がない)ので心理的ハードルがとても下がる。LTEすばらしい。LTE接続神。
- 単体のアプリケーションで作業が完結しているうちは非常に使いやすいのだが、複数のアプリケーションをまたいだり連携したりしようとするととたんに使い勝手が悪くなる
- メールに添付されたZipファイルの中のExcelファイルを開いて編集したい、とか。
- 日本語入力がおばか
- 日本語入力が不安定
- 物理キーボードで標準以外の日本語入力が使えない
- 日本語入力がうんこ
- 日本語入力がつらい
- 日本語入力がよく止まる
- 日本語入力が
- 日本語
- 日本語入力もうちょっとこれなんとかなんねえのか!!!!
After (Surface Go LTE + Bluetoothキーボード)
- というわけでATOKが入るWindowsに戻ることにした。LTE接続の楽さは痛感したので、標準でLTEに繋がるものを。
- 電源ONでネットに繋がってるのはやはりとてもよい
- 選んだのはSurface Go LTEに普通サイズのBluetoothキーボードをあわせて持ち運ぶという力業。
- キーボードと一緒に持ち歩くのめんどくさくてすぐ飽きるだろうと予測していたのだが、意外と続いている
- マウス(トラックボール)を持ち歩くのは飽きた
- タッチパネル操作+キーボードというのが持ち運びや展開の手間と最終的な快適性のいい落とし所
- キーボードショートカットは駆使する
- Windows 10のタブレットモードは意外とかしこくて、タブレット的な画面の使い方をするとそこそこ快適
- ソフトウェアキーボードで入力欄が思いっきり隠れるとか、もとからタッチパネル専用設計のiOS/Androidにはやはりかなわない粗はある
- PCとして使っていればさほど気にならない
- Surface Goは、文書入力などの軽いアプリケーションを使っているぶんにはそこそこ使える
- ところどころでちょっともたつく時はある。パフォーマンスは「快適」というものではない。「使える」。
- バッテリーが持たない。iPadは丸一日外で使っていて特に不安はなかったが、Surface Goは隙あらば充電しておかないと不安になる感じ
- PCなので何でも出来る。iPadでよくあった「微妙にかゆいところに手が届かない」もどかしさみたいなものはない。ただのWindows PCなので「できなくて困る」ことはまずない。
- Surface Penも使えるので、意外とiPad的な使い方もこなせる(iPadほど洗練されているわけではない)
- ペンは互換品が安く買えたりする
- フルバージョンのATOKが使える
- フルバージョンのATOKが使える
- フルバージョンのATOKが使える
- フルバージョンのATOKが使える
…というわけで、いまはキーボードもすこしいじってこんな感じの環境を持ち歩いて仕事をしています。
この「タブレットPCとフルサイズのキーボードを持ち歩く」というのも一ヶ月ほど続いていまして、実は意外といいんじゃないか?という気がしています。
そしてその過程でオススメ60%キーボードなどの話もだいぶたまってきましたので、このあたりの話はまた追って別記事にしたいと思います。