24時間全局ワンセグ録画を実現する上で最大のハードルであった「チューナーのファームウェアを書き換えてPID/シリアル番号を変更する」という作業を自動化する部品を作りました。
昼ごろのコメントで「即決3500円くらいでヤフオクに出したい」という話をしましたが、その後友人に「その手の商品は即決はやめとけ!荒らされるぞ」と忠告されたので ^^; 3000円スタートの通常出品にしました。数量9で出してますのでここからそうは上がらないと思うんですが。あ、出品に書き忘れましたが1個あれば複数のチューナーの書換えが可能です。「MODチップ」という言い方をしましたが、最初の書換えの時に必要なだけで使用時につけっぱなしにする必要はありません。
で、使い方です。
UOT-100(LOG-J100)の購入直後はこのような状態になっています。
そこでまず、外側のプラスチックカバーをはずします。
回転部を少し持ち上げてやるだけですごくカンタンに外せます。(UOT-100は交換用に白カバーと黒カバーがついていたりしますしね)
カバーを外してむき出しにするとこんな感じ。次にケースをばらします。
USBコネクタ付近のスキマに細いマイナスドライバーなどをねじこんでぐりぐりします。
ケースは接着されているのでベキベキいいますが気にしない気にしない。ただUSBのコネクタが基板にハンダ付けされているので、あんまりコネクタに力を入れすぎてひんまげないようには注意しましょう。
開いてきたら、周囲に爪かドライバーを押し込んでスキマをひろげていきケースを分離します。これで無事開腹完了。ここで注意!この写真の赤丸がついているところにケースをとめる爪というか凸凹、ダボがあります。ケースを再使用するつもりが無いのであれば(基板むき出しでよければ)気にせずエイヤーとケースを開けてかまいませんが、再度ケースを閉じたい場合はここを折らないように気をつけましょう。これがチューナ基板です。うち、赤で囲った金属端子4箇所を書換えに使用します。チェック!ID書換えキットのダイヤルで、書き換える先のID(何番の端末にしたいか)を指定します。この写真の位置だと「1番」です。0~F(A=10, B=11, C=12, D=13, E=14, F=15)が選べますが、0にすると工場出荷時の最初の製品の状態に戻します。次に書換えキットからぶらさがっているクリップを、先ほどチェックした金属端子に挟み込みます。クリップの金属部と端子の金属部が接触するようにはさんでください。書換えキットからのびている4本のケーブルを、この写真のように繋ぎます。端子部を下にして、左から緑・黄・赤・黒です。緑・黄は間隔が狭いのでばっちり端子の上にクリップ(の金属部)を乗せられないかもしれませんが、ちょっと触っていればだいじょうぶです。と、4本接続したら、このままチューナーをUSBに刺します。UOT-100(LOG-J100)に付属していたUSB延長ケーブルを使うと作業が楽です。
きちんと繋がっていれば、LEDがちかちかっと数回点滅した後、1~2秒でこの写真のように点灯しっぱなしになります。この状態になれば書き換え完了(成功)です。さっさとキットを取り外して、USBを刺しなおしてください。(※IDが変わっているので再度ドライバを要求されます。その時はこのドライバを読ませてください。(UOTでもLOG-JでもUOT-100として認識します))
・点灯しっぱなし:書換え成功
・LEDが点かない:クリップがうまく端子に接触していない
・1秒弱ごとにチカッ、チカッと光る:クリップ(緑・黄)がうまく端子に接触していない
・激しく連続でチカチカチカチカチカ、と点滅しつづける:書換え失敗。もう一度ためしてみてください。何度やってもこの状態になるようなら、ファームウェアのバージョンが想定と異なる可能性があります。UOT-100にはUOT-100用、LOG-J100にはLOG-J100用の「書換えキット」が必要です。組み合わせが間違っていないかどうか確認してください。