2008/12/06 ■ スカウターがついた一週間
ニコン MEDIA PORT UP (UP300x)の発売直前の評価機をお借りすることができましたので、さっそく通勤や外出時・移動時にフルに装着して過ごしています。(レビューはこちら)
1週間試用したところで総計の視聴時間は11時間ほど。いまのところは映画(洋画)を中心に、会社への通勤往復+その他のちょっとした移動時間・待ち時間でちょうど映画を1日1本消化するペースで視聴しています。現在の通勤環境では電車に乗っている時間はそれほど長くないのですが、徒歩の時間が結構長い(電車15分+徒歩35分という感じ)ので、いままで微妙に時間を持て余していました。この生活にUPが加わることで、非常に時間を有意義に使えるようになったという印象です。(※歩行中の使用はメーカーからは絶対やらないようにとされています)
当初から思っていた通り、UP300xは最高の通勤娯楽マシンです。片眼HMDという特殊なディスプレイへの慣れは必要ですが、慣れてさえしまえば本当に普通に生活の中に動画がとけ込んで行きます。そしてその結果、移動中の時間密度を上げる効果をはっきり実感しています。特にここのところ私事でバタバタしておりまして、自由な時間がほとんど取れていないので移動時間が充実していることは素直に助かっています。
もちろん、使っていて不満な点もあります。充電環境がちょっと面倒くさい、密閉型ヘッドホンなので外の音が聞こえにくい、対応しているコーデックの幅が狭く再変換が面倒、USB接続がMSC(マスストレージクラス)ではなかった(※マスストレージ風には使えます)、コネクタが独自形状、直射日光下で光がモニタに入り込むような環境では見えない、あとはずっと装着していると結構「暑い」、など。
しかしそれでもなお、これは他に代替するものの無い非常に優れた「体験」をもたらすガジェットであると感じます。
あとはこの「良さ」が、できるだけ広い人に理解してもらえる日が来ることを…願っているんですけど、やっぱ無理ですかね?(><)